阿賀町議会 > 2021-12-14 >
12月14日-01号

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  1. 阿賀町議会 2021-12-14
    12月14日-01号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 3年 12月 定例会          令和3年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第1号)                   令和3年12月14日(火)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        南 秀之君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      齋藤啓司君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     長谷川忠市君 こども・健康推進課長 星 利昭君   福祉介護課長     澤野直也君 農林課長       江花一実君   まちづくり観光課長  眞田政弘君 建設課長       若狹孝之君   消防長        伊藤 忍君 消防本部次長     長谷川秀一君  学校教育課長     清野郁男君 社会教育課長     石川 聡君   農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         阿部大輔 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員12名であります。 これから令和3年阿賀町議会12月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、2番、長谷川智君及び3番、阿部義照君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 9月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書が、それぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の報告内容につきましては、本12月定例会議での議会運営であり、本日、開会前の議員打合せ会においてその内容を報告しておりますので、議会運営委員長からの報告は、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 それでは、初めに総文社厚常任委員長から報告を願います。 10番、五十嵐隆朗君。     〔総文社厚常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(五十嵐隆朗君) 改めておはようございます。 それでは、総文社厚常任委員会の事務調査2件についてご報告を申し上げます。 まず、1点目であります。 10月13日。 調査事項は、町内教員住宅等遊休施設の現状調査であります。 出席者、説明員は記載のとおりであります。 調査目的と調査概要、旧教員住宅等の遊休施設の現状を把握すべく、旧室谷児童館、旧室谷小教員住宅、旧西川小学校校長宅、旧三宝分保育園、旧日出谷小学校教員住宅、旧鹿瀬小・中学校教員住宅の現地調査を行いました。 まとめといたしまして、各施設において、本来の目的が終了した後の利活用の課題や、行政財産から普通財産に移行されても有効利用がされていない状況が目立った。近年廃校になった学校施設も含め、旧消防署、旧公団のように活用されない施設が増えている。地域の活動拠点にもならず、町の倉庫に一部使われているのが現状であります。委員からは、活用について町内で積極的に議論をして知恵を絞り、対応すべきとの意見が多数出た。 危険な建物は、早めに解体し更地にすることで、公売や新たな活用方法があるのではと考える。また、解体には地域の意見も聞くべきとも考えている。引き続き当委員会は、この案件を調査研究していく予定であります。 次に、11月17日の事務調査でございます。 調査事項、1、阿賀津川中学校構内道路管理について、2、津川方面隊消防器具置場整備工事について、3、津川診療所の今後の取扱いについて、4、12月定例会議補正予算介護資格取得支援助成金」について、その他であります。 出席者、説明員は以下のとおりであります。 調査目的と調査概要でございます。 合併当初から懸案事項であった町道津川中学校線道路拡張工事が終わり、利便性は大変よくなった。しかし、その分、交通量が増え、危険性が増した。今後の対応や町の考え方について、現地で学校教育課から説明を受けた。 2、町道津川中学校沿いに、消防器具置場の建設計画があることから、現地で消防署担当者から計画の説明を受けた。 3、診療場としての役割を終え、平成24年から空き家になっている該当施設について、担当課から説明を受ける。 介護資格取得支援助成金については、県社会福祉協議会ハローワーク等で助成制度はあるが、町が単独で助成する内容を担当課から説明を受けた。 5、その他で、芦沢山荘、津川河川広場、旧四季菜館、旧鹿瀬小学校の現状を視察する。 まとめ。 1、生徒の安全を第一に考え、学校教育課、建設課、総務課で協議をし、対応を講じていただきたい。 2、以前より必要性は求められていた。建物の位置やホース塔などの設備については、消防団からの要望を把握の上、使いやすさと安全性を考慮し、限られた予算の中、最大限の知恵を出していただきたい。 3、マッサージ・鍼灸院などの施設には利用可能と思われるが、利用者がいなければ売却すべきとの声が委員会の一致した考えである。早急な対応を望みます。 4、介護業界は慢性的な人材不足である。この制度を多くの人が利用して、町の施設に残っていただきたい。 5、このように、新旧の施設はほとんど使用していないのが現状だ。思い切った対策を講じないと、同じような物件が増え、町自体が機能不全に追い込まれてしまう。スピード感を持って有効活用を図っていただきたい。 以上で、総文社厚常任委員会の報告といたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告を願います。 9番、斎藤栄君。     〔産業建設常任委員長 斎藤 栄君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(斎藤栄君) 改めましておはようございます。 産業建設常任委員会から事務調査についてご報告申し上げます。 調査期日、令和3年10月19日火曜日であります。 場所、阿賀町役場及び現地、会議室です。 3、調査事項につきまして、(1)町道室谷屋線道路災害工事の現況及び設計変更について、(2)町特産品奨励作物(ソバ、ジネンジョ)の栽培状況について、(3)町道黒谷線改良工事の現況について、(4)一般社団法人阿賀町観光協会の現況について、(5)林道新設箇所工事進捗状況と維持管理について、です。 出席者及び説明員については、記載のとおりでございます。 5、調査目的と調査概要。 1について。被災箇所の河川断面を、当初設計から通水断面を見直し、大幅に掘削し、支障岩盤の掘削量を増大した。今後、増水時は流れが直線的になったことで、災害復旧箇所への影響は少ないという説明がありました。 2、ジネンジョの栽培畑(両郷区)とソバの栽培地(八田蟹区)を視察しました。ジネンジョについては、町内で自然薯栽培組合を組織して産地化を目指していること。昨年度は、21名で62アール、8,800本、62トンを出荷し、525万円の販売実績の報告がありました。ソバについては、昨年度は、町での推奨品種を選定する実証栽培と食味検討をしたという報告がありました。結果、とよむすめが収量の多さと倒伏しないこと、ルチン成分の多いことで推奨品種となった説明がありました。 3、狭小箇所が多く、山側のり面も急峻で、従来から落石も多く、早くから改良の要望がありました。昨年度までは、支障木伐採と電線の埋設が進められた。今年度は、通行止めにして拡幅工事の予定であったが、迂回路も落石が多く、規制しながらの工事となったという説明がありました。 4、観光協会から今年度の活動について説明を受けました。その後、平成23年7月に被災した地下室の確認要望があったので、現状を確認しました。 5、工事中の林道開設状況と、維持補修状況の説明を受けました。 まとめ。 (1)について。増水時に支障となっていた突起河床岩が取り払われ、水流道が平均化され、河床がきれいになりました。増水時に流木等がかかり崩壊した岸側への支障が解消すると思います。現県道側からの道路表面水との関連も含め、災害のない迂回路確保に努めていただきたい。 また、現町道の表層の傷みが激しい箇所が散見していることも見受けられました。必要性も視野に入れ、補修計画を立てていただきたい。 (2)ジネンジョについては、特産化を目指す上で栽培面積が少ないと感じました。県内でも各地で栽培されており、競って産地化を目指しております。県内の情勢と販売戦略を明確にして、栽培面積の確保と産地化戦略を明確に示し、進めていただきたい。 ソバについては、産地化するための栽培方法について確立していないとのことであった。収穫機械についても、貸与1台での対応であり、収穫時期の対応が難しいと思える。今後は、栽培者と消費業者とのニーズを調整し、産地化を目指してほしい。 (3)入札後間もないこともあり工事着工していなかったが、黒谷区の長年の要望でもあるため、安心して通行できるよう早期完工を望むものである。 (4)協会活動と観光協会会員のニーズが一致しているのかには疑問が残った。一過性のイベントを多く実施しているが、町の観光戦略と会員のニーズが同視点かは、説明では感じなかった。観光地経営の視点に立った観光地域のかじ取り役を担う観光地域づくり法人(DMO)として生まれ変わってほしいと感じる。 被災のあった地下室については、現状の利用を考えると、あえて床張りせずに使用することで搬出しやすいと考える。 (5)林道新設改良工事は、現在3路線であると説明を受けた。新規開設の立ち上げは、国・県補助の絡みもあり難しい面もあると聞くが、森林を整備するためには適切な林道整備も必要であることから、今後も適切な管理を求める。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告を願います。 6番、長谷川眞君。     〔広報広聴常任委員長 長谷川 眞君登壇〕
    ◆広報広聴常任委員長(長谷川眞君) 改めましておはようございます。 広報広聴常任委員会から、10月以降12月まで行ってきた事務調査について報告させていただきます。 まず、10月6日から10月27日までに、議会だより第66号の編集作業を4回にわたり行いました。欠席者はおりませんでした。 その編集作業において、まとめとしまして、議会だより66号編集作業。65号の編集作業では改選による新体制であったために編集に時間を要したが、今回は委員も慣れてきてスムーズに作業ができた。一方で、一部の原稿への編集校正作業には手間と労力がかかった。町民が読んで分かりやすい議会だよりを目指し、委員会としてはこれからも工夫改善を図っていきます。 続きまして、11月24日と12月9日、2回に分けまして、「地域と語る会」アンケートについて精査を行いました。これは、1月に行いました小・中・高校生の保護者に対するアンケートについて、再確認と分析を行ったものであります。 まとめといたしまして、アンケート結果の精査でございますが、令和3年1月に町立小・中学校の児童・生徒及び阿賀黎明高校生徒の保護者を対象に実施したアンケートについて、改選により議会が新体制となったことから、子育て世代の考えを改めて全議員で共有すべく、アンケート結果を再確認し、課題の整理を行った。委員会としては、検証結果を踏まえ、課題解決に向けた調査研究の糸口となるように情報提示を行っていきます。 以上、広報広聴常任委員会からの報告でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ただいま委員長報告がございまして、その文面の中で、一部の原稿の編集校正作業が手間と労力がかかったというふうなお話がありました。 議会だよりについては、今まで通常かなり遅く、1か月半ぐらいかかって町民のところに届いているわけですけれども、町民の方々については、より早く議会の内容を見たいというふうな意見もございます。そういう中で、このような手間がかかるようなことだと、ますます大変だと思いますので、委員長としては今後どのようなスピードアップと改善を図っていかれるのか、その辺のところをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆広報広聴常任委員長(長谷川眞君) 前回と前々回ですか、これについては原稿の提出日と第1回目の委員会が前日なんですね。原稿の提出日が前日、それで、翌日から編集作業を始めると。 それで、4回の編集会議の中でやっていたんですが、その反省も踏まえて、そうすると出てきたものをすぐ翌日の編集会議に直しが間に合わないと。で、実際には2回目の編集会議から直しが入るような形だったんですけれども、今回は4日前かな。第1回目の編集会議の4日前に原稿提出日をつくってもらいました。それで、その第1回目の編集会議までに原稿のある程度の修正というか編集を行ってから、皆さん一緒の第1回目の編集会議に出すようなことで、今回は予定を組んでおります。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) よろしいですか。 広報広聴常任委員長から報告あったとおり、第1回の委員会の4日前が原稿の提出期限になりますので、一般質問される方は心して対応をお願いいたします。 ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、五泉地域衛生施設組合議会中東福祉事務組合議会及びさくら福祉保健事務組合議会について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りしました報告書をもって報告に代えます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書が提出されております。朗読は省略します。 以上で議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、町長の行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 令和3年阿賀町議会12月定例会議に当たりまして、貴重な時間をいただきまして、主に9月定例会以降の行政報告をさせていただきまして、議員各位並びに町民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げるところであります。 さて、新型コロナウイルス感染症は、全国的にようやく落ち着いてきた感があります。緊急事態宣言が解除され、徐々にコロナ前の日常に戻りつつありますが、マスクをし消毒を徹底することは、ウィズコロナの日常として当たり前に行われるようになっております。 そうした中で、新たな変異株オミクロン株が国内でも確認をされました。今後も日頃の感染症対策の徹底を続けていくことが、必ず自分を守ることにつながってまいりますので、議員各位におかれましても、職員共々ご周知等にご協力をよろしくお願いを申し上げるところであります。 コロナ感染症の最大の防御はワクチン接種であります。現在、町でも、3回目のワクチン接種に向けて、国の指針に基づきまして原則8か月経過した18歳以上の方を対象に順次接種することといたしまして、準備を進めているところであります。 対象となる医療従事者には、先月から接種券の発送を始めております。施設入所の方々には、12月から順次接種券を発送することとしております。それ以外のいわゆる一般の方々の接種につきましては、1月中旬以降に順次接種券を発送いたしまして、おおむね前回と同様の方法で、2月4日からやまぶきの里で集団接種により進める予定としております。 なお、一部町営診療場での個別接種も予定しているところでありますが、国が5歳から11歳への小児用ワクチン接種も進めていくという方針でありますので、その対応も含め、町営診療所の接種体制についても調整しているところでございます。 冬期間の集団接種につきましては、高齢者の事故防止の観点から県内各市町村の考え方は様々でありますが、阿賀町においては、速やかに接種したい方に対して接種の機会をご提供することが重要であると考えまして、2月から開始することといたしました。 ただし、雪により駐車スペースが限られることや、衣服の着脱に時間を要すること、日が落ちる時間が早いことなどを考慮いたしまして、開始の当初は、1日当たりの開設時間は短くして接種人数を抑え、安全な接種に努めてまいります。 最近、期間を6か月に前倒しとの話が再燃しているところでありますが、いずれにいたしましても、国・県の情報をリアルタイムに収集し、できるだけ早くそしてミスなく3回目のワクチン接種を進めてまいります。 次に、子育て世帯臨時特別給付金についてであります。 これにつきましては、さきの11月30日の臨時会議で予算の議決をいただき、準備を進めているところでございます。 国の通達によれば、対象者のいろいろな条件によって申請の要否が出てまいりますが、当町では、緊急対策であることの趣旨や目的を踏まえ、昨年町独自で実施した子育て世帯応援給付金の登録情報を確認するということによりまして、基本的には申請を不要として進める予定でおります。 このように、支給要件を簡略化して早急に支給できるよう、12月7日には、その時点で対象となる児童878人、498世帯にお知らせの通知を発送いたしました。児童手当の支給を基本情報としておりますので、世帯状況の変更等により、例外的に申請が必要となる場合もありますが、12月下旬には振込を完了するよう進めていたところでありますが、昨日、政府は、10万円一括給付を選択肢に加えると方針を転換いたしました。そうしたことから、この件につきましては、本定例会議中にご相談をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、灯油価格高騰緊急支援事業についてであります。 連日報道されておりますとおり、この冬の灯油価格は非常に高騰しております。今補正予算に必要経費を計上させていただいておりますが、今年度の特例的な生活困窮世帯への生活支援といたしまして、町民税非課税世帯のうち、生活保護世帯、65歳以上の高齢者のみ世帯、障害者のいる世帯及び子育て世帯、おおむね1,400世帯を対象といたしまして、1世帯当たり1万2,000円の灯油購入費助成金を給付するものでございます。 今年はラニーニャ現象が発生し、例年に比べて寒くなる予報が出ております。この補正予算、議決を賜りました後には、いち早く助成金をお送りできるよう、並行して準備も進めているところでありますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 次に、秋のイベント関連の報告でございます。 この間、SAKEバルシェ、町文化祭、青空産業祭、テントサウナイベント、紅葉の麒麟山、巨木、持倉鉱山等の案内、またじねんじょ即売会など多彩なイベントが行われ、コロナ感染症が落ち着いている中で、町のにぎわいが戻りつつあることを喜んでおります。 感染症対策でいろいろ制限をかけている中ではありましたが、それぞれのイベントで多くの参加があり、SAKEバルシェにおいては1,300人もの方からご参加いただき、阿賀町を盛り上げていただきました。 昨年はほとんどのイベントを休み、静かな1年でありましたが、その期間が充電期間となったこともありまして、今年開催されているイベントは内容がブラッシュアップされ、また、町外の団体が阿賀町で実施していただくなど新しい動きが見られました。 次に、10月1日から実証実験を開始した町内循環バスと七名地区デマンドバスの利用状況でありますが、11月末現在の2か月間で、まちなか巡回バスが236人、七名地区デマンドバスが68人となっております。 今後は、実証実験の結果を踏まえ、町内公共交通の在り方につきましても改めて網形成計画を検討し、デマンドバスの運行も含め、他地域での運用も視野に、内容の検討を進めてまいります。 次に、指定管理している各温泉施設の状況についてでございます。 清川高原保養センター関連施設につきましては、先般、議員各位からもご視察をいただいたところでありますが、探求の森交流館がプレオープンし、全ての施設が動き出したところであります。 清川高原保養センターの入り込み数は、昨年に比較して1,240人増加の2万5,381人となり、寮の生徒たちも定期的な活動の場として活用し、誘客にも関わっているところであります。 まなびの森交流館は、現在、来年度以降の受入れ留学生のための改築工事を行っていることはご案内のとおりでありますが、今後も観光と教育の融合を推進し、新たな関係人口獲得のための取組を進めていくとのことであります。 赤湯・青少年旅行村につきましても、8月からの指定管理以降、11月末まででございますが、入り込み数が1万2,506人となりまして、青少年旅行村は1,295人の方々よりご利用をいただいているところであります。昨年の直営のときと比較をいたしまして、赤湯は953人の増、旅行村は313人増となっており、民間の強みを生かしながら営業していただいているところであります。 七福荘につきましては、リニューアルオープン以来1万2,778人の入り込みとなりました。こちらも予想を上回る入り込みとなっておりまして、地域の皆さんにも大変喜んでいただいているところであります。 七福荘では、入り込みが落ちる冬の期間につきましては週末と祝日営業をする予定で、効果的な営業に努めるほか、地域住民の除雪支援等も実施する予定であると報告を受けているところでございます。 次に、農政の関係でございます。 今期の稲作につきましては、県の作況指数は96のやや不良、阿賀町を含む下越南エリアでの作況指数は95でやや不良となりました。一方、品質につきましては、昨年の一等米比率69%から91.4%と大きく改善いたしました。 コロナの影響による米農家の減収を助成するため、さきに予算をいただきました10アール当たり4,000円の特別給付金の交付に向けた作業を進めているところでもあります。 また、12月2日、新潟県自然薯品評会が阿賀の里で開催されましたが、阿賀町の生産者が見事に最優秀の県知事賞に輝いたのをはじめ、上位4賞のうち、阿賀町の生産者が3人を占める大変立派な成績を収められました。 次に、面倉地区の地滑りについてであります。 3月15日に発生した東山区面倉の地滑りでありますが、これまで現場の崩落等もなく、安全な状態が保たれております。現在、抜本的な対策を講ずるための大規模な改修工事を行っておりまして、現段階ではグラウンドアンカー工を施工しているところであります。工事完了は来年11月末となる予定でありますが、冬期間は作業を一時中断し、春から再開するとのことであります。 これに伴いまして、先月11月27日に県による住民説明会が行われました。実際の現場を確認しながら、工事の進捗状況や今後の予定を説明し、住民の方々にご理解をいただいたところであります。 これからの季節、雪崩等の心配も出てくるところでありますが、巡回を行うなど、住民の安全を最優先に対応してまいります。 次に、みらい留学推進事業における令和4年度留学生の応募状況でございます。 先般、11月19日に申込みを締め切り、11月23日に面接を行いました結果、男子4名、女子6名の計10名が入寮する見込みとなりました。出身地別には、県内1名、県外9名となっております。最終的には3月に発表される高等学校入学者選抜学力検査の合格発表後に留学が確定することとなりますが、4月からの新入生入寮に向け、必要な施設整備と人的対応等の準備を早急に進め、新しい学校と寮の生活に不備がないよう努めてまいります。 最後に、本12月定例会議で上程させていただきます案件は、令和3年度各会計補正予算の議案6件、人権擁護委員候補者の推薦に係る諮問2件、この計8議案となっております。 各案件につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明を申し上げますので、議員各位におかれましては、内容をご精算の上、満堂のご決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、令和3年阿賀町議会12月定例会議の行政報告といたします。 よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、町長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は、12名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。     〔10番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆10番(五十嵐隆朗君) 10番、五十嵐です。私は、通告しております2件の質問をさせていただきます。 最初に、指定避難場所、安全性の確認はということでお伺いします。 私で恐縮でありますが、議員になってから、内容はともかくとして100回くらい質問をさせていただいております。その中で、多くは、やはり高齢者が多い町ですし、一番時間をかけてきましたのはこの災害関係であります。 私の近くに姥堂川って流れていますが、そこで、氾濫により、当時、近所で若い女性が家ごと流されて貴い命が亡くなったという事例もありますので、私は、そんなことがあるものですから、何回も災害、防災、そして減災について一般質問をさせていただいております。 先日のアメリカの竜巻、そして国内では頻繁に起こる地震、先ほど行政報告にもありましたように面倉の地滑りと、本当に近年頻繁に激甚化する自然災害のたびに想定外の被害を受けております。 自然災害から住民を守るには、河川改修、治山事業などの改修をすることはもちろんでありますが、いつ発生するか分からない災害から生命を守るためには、危険を察知したならば直ちに安全な場所に避難できるようにすることが重要である。 そこで、水害、地震、台風、火事、雪害等、その都度、町民は災害時の対応としての基本とも言える避難をしております。その避難場所についてでありますが、今まで、阿賀町において避難するような大きな災害はあまりなかった。しかしながら、最近では今までとは違い、避難をしなければならない災害が起きております。面倉もそうであります。高齢化が進み、地域社会の弱体化が目立つ。また、障害者にとってもそれぞれの避難所が避難しにくいと言われております。 公立学校施設の約8割は防災拠点になっております。この数字は、公共施設の約6割を占めていると言われております。災害時には、住民は自分の近くの公的施設へ避難したがる傾向にあります。それは、毎日、自分の住まい帰りたい、住まいを確認したいという意識からだそうであります。学校施設は、そうした点からも、災害時に最も活用しやすい拠点施設として適正であることが分かります。 しかしながら、当町では統廃合が進み、学校の数が極端に少なくなり、廃校を余儀なくされております。だからといって、避難所としての役割がなくなったわけではない。避難所としてはずっと続いております。 避難所としていつも例に挙げるのは、新潟・福島水害のときに、津川、角島地区、麒麟橋から向こうの人たちが避難したんですね。それは文福へ避難したんですけれども、大変階段がたくさんあり、年寄りは閉口して、帰りましょうよ、帰りましょうって、うちは上がれねえんだっけ、帰りましょうよというような、非常に皆さんからクレームがついた避難所でもあります。そこだけじゃなくて、多くの町には避難所があると思います。 そこでお伺いします。 避難場所の老朽化に伴う危険度です。廃校や遊休施設が避難所として見受けられるが、前回もお話ししたようですが、トイレ、水、電気など、緊急時に間に合うのかという問題と、物質集積拠点から配達の方法、遮断されたときどういうふうに配達するのかというような、そういう話合いはできているのか。 それと、一番ここが重要なんでありますが、コロナ禍のような、あるいはインフルエンザが蔓延したとき、複合災害対応について町は考えているのかどうかということ。それから、古い建物が多い。アスベストに関しては大丈夫か。本当に、建物を使用しないと年々傷みが激しくなってきているので、お伺いをいたします。 2点目は、本格的な会議場が必要ではないか。 本格的と書きましたが、会議場としての機能が整った場所が欲しいということであります。 本町では、多目的ホールあるいは3階の会議室、開いている場所を使用しているが、録音を含めた音響施設、パソコンの持込み、それからパワーポイント施設、前回お聞きしましたデジタル化に対応できる設備、最近、デジタル化画像5G会議というのもあるそうであります。ワーケーション等、会議が大きくさま変わりしたのはご存じのとおりであります。 できれば、少し傍聴席があればと考えますが、新築ではなく、例えば鹿瀬支所あるいは鹿瀬の公民館の2階とか、あの辺を改良するなどして使いやすい会議室にしてはいかがということで、この2点についてお伺いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) ただいま五十嵐議員さんからご質問、またご提案をいただきました。ありがとうございます。 まず、災害、特に避難所の関係等々について、また貴重なご経験を基にご指導もいただいたところでございます。 私も、この災害に対する対応というふうなものは、常日頃からしっかりやっぱり認識としてもとどめながら、町としてのマニュアルを整えながら、そしてまた防災・減災、国土強靱化の今、国では加速5か年計画も実施をしていただいているというところでございますので、しっかりそうしたところを、ご支援ももらいながら、堤防であったり、また治山・治水等々であったり、防災に対する面というふうなものは本当にこれは整えていかなきゃならないという認識をしているところでございます。 お話にありましたように、特にこの近年は、線状降水帯による集中豪雨でありましたり、台風の上陸、また地震等々により、全国各地で大規模な自然災害が毎年のように数多く発生をしております。 阿賀町においても、令和元年の台風第19号による豪雨災害では、阿賀野川の増水によりまして12の行政区に対して避難指示を発令したところでありますが、避難所15施設を開設いたしまして、最大137名の方に避難をしていただいたところでございます。 自然環境の変化や少子高齢化、過疎化などの社会状況の変化、また、お話あったように新型コロナウイルス感染症の影響下での避難所における感染症対策など、新たな災害の様相を呈してきているところでございます。今後、このことを十分に認識をした中で、災害の対応を進めていかなきゃならないというふうに考えているところでございます。 こうしたことを基本に生かし、議員さんの質問にお答えをさせていただきたいと思います。 1点目でございますが、今現在の避難所の数でございますけれども、町全体で149施設でございます。このうち、廃校の施設は14施設でございます。 この廃校施設のトイレ、水、電気の状況でございますけれども、平時から集会施設や施設の開放等で利用している6つの施設については、すぐに使用できる状況でございますが、そのほかの8つの施設については、電気はすぐに使用できるという状況にありますが、水、トイレについては、施設の老朽化があって漏水が発生しているという施設もあったり、いわゆる大規模な修繕が必要だという状況の施設もありまして、使用できないという状況が現実でございます。 この水、トイレが使えない8施設を避難所として開設をした場合には、当然備蓄している水または給水車等で対応に当たるというふうなところは、当然想定をして準備をしているところでございますが、このような状況から、この8つの施設については、主に安否確認や一時的に避難する避難場所として位置づけをして、長期避難が必要な場合は、設備の整ったほかの避難所へ移動していただくことで対応していかなきゃならないというふうに考えているところであります。 次に、2つ目のご質問でございますが、災害時の避難経路の確保でございますが、特に洪水につきましては、令和元年台風第19号の検証によりまして、道路の冠水等で通行止めとなる箇所を抽出しているところでございますが、重要水防箇所と併せまして、本年度は、自衛隊阿賀野川河川事務所、津川地区振興事務所等の防災関係機関の皆様と一緒に、現地の確認を行ったところでもございます。 救出救助や道路冠水対策等について情報共有を図ったところでございますが、まさにそこはしっかりと対策、対応を考えていかなきゃならないというふうに考えているところでございます。避難に関しましては、引き続き避難者の安全を第一に考え、早めの避難を呼びかけ、安全に避難していただくよう努めてまいります。 集会場などの老朽化については、これ、議員さんから先ほどお話あったとおり、老朽化が進んでいる、また本当に階段が多いという建物もあるわけでございますが、避難所として利用する際は災害の種別に応じて使用可能な施設かどうか整理しているというところでございますので、避難による二次災害が発生しないよう、危険回避も図りながら、避難所を開設してまいります。 物資集積拠点の配達方法についてでございますが、阿賀町地域防災計画では、災害発生時の緊急輸送活動を円滑に行うため、防災活動拠点及び防災備蓄拠点等を結ぶ緊急輸送道路を指定しておりまして、この指定道路の路上障害物を優先的に除去するようにしております。 輸送手段につきましては、タイムリーかつ効率的な緊急輸送を図るため、交通の確保状況を把握した上で最適な輸送手段を選択し、町の公用車や防災関係機関の車両、場合によって航空機等も要請をし輸送する計画としているところでございます。 3点目のご質問でございますが、感染症対策を講じた避難所運営マニュアルは策定をしておりまして、昨年の7月には、職員を対象に避難所運営の勉強会を実施したところでもございます。 マニュアルでは、受付の時点で避難者の健康チェック、これを確実に行い、感染が疑われる避難者の早期発見に努めることや、避難所内でパーティションを使用し、避難者同士が一定の距離を保つよう配慮するなど、盛り込んでいるところでございますが、このマニュアルを実践することで、避難所内において集団感染が発生しないよう、感染予防の徹底に努めてまいります。 4点目のご質問のアスベストに関してでございますが、平成20年度において施設調査を行って、アスベストの除去が必要な施設については既に完了しているという報告を受けたところでございます。 バリアフリーにつきましては、全ての施設がバリアフリーとして整備されておりませんので、学校施設等については、大規模改修等に併せて整備しているところでありますが、集会場等に関しましても、住民の方も高齢化が進んでおりますので、区の要望等とも踏まえながら、地元の皆さんとの協議も行いながら、車椅子で入れるといったような整備も順次行ってきているところでありますけれども、やはりそこをしっかりそうした整備を進めていかなきゃならないというふうに認識をしているところでございます。 避難所の指定につきましては、施設の状況を把握しながら検討を重ねているところでありますが、合併から17年が経過し、人口の変動や少子化による学校の廃校、施設の老朽化と大きく変化する中でございますので、改めて避難所等について整理する時期に来ているというふうに私も認識をしております。 特に、長期間利用がない廃校施設は著しく老朽が進み、いざ避難所として使用する際に、衛生上の問題等から避難者の健康状態等にも懸念をされるというようなところでございますので、今ほど五十嵐議員さんからのご指摘のとおり、災害発生時には町民の命を守ること、これをやはり最優先に考え、福祉施設等の避難確保計画や、要配慮者の個別計画の策定を進めるとともに、施設の安全性や避難所運営の適正数を考慮した上で、今後も安全で適切な避難所の指定及び整備を進め、防災関係機関と連携を図りながら、行政と地域住民皆様が一体となった避難体制の構築に向けて進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、2件目の設備の整った会議室がというご提言をいただいたところでございます。 お話しいただきましたように、この役場庁舎におきましては、多目的ホール、3階の第3会議室及び小会議室、また、阿賀町の公民館の講堂や会議室、上川支所の会議室など、それぞれの利用状況、また、参加人数等を考慮して開催場所を決めているというふうなところが現実でございます。 会議用の設備といたしまして、現在はパワーポイントの機材を2セット、テレビ会議用の電子黒板1台、Zoom専用機材1セットを整備しているところでございますので、必要に応じてそれぞれの会議をする場所に設置をして、ウェブ会議にも対応しているところでございます。 しかし、今、五十嵐議員さんがご提案いただいたように、やはり本格的なといいますか、そうしたしっかりした設備の整った会議室等々があれば、もっと効率的で、ある意味でしっかりした会議が可能であるというふうなところでございますけれども、一方で、そうした整備、財政的な課題から、今は創意工夫をしながらそうして運用しているところでございます。 また一方、このコロナ禍の中で、密になることを避けるため、ウェブの会議が増えているところでございますが、人の集まる会議がある意味で減ってきているというようなところも踏まえながら、当面は、現状の施設を有効活用し、より効率的に会議を運営したいと考えているところでございますが、まさにご提案いただいたようなところは、非常にやはりこれからの時代、むしろ大切になってくるというふうなところで認識をしておりますので、総合的に検討を進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) ありがとうございました。 現在、我々、先ほど報告しましたが、総文では、廃校、遊休施設等を、今、視察をして、そして状況を見ているわけでありますが、学校以外、ほとんど使用不可能な状況にありました。これは危険だなと思います、ある意味で。解体も必要なのかなというふうに思ってまいりました。 それで、ハザードマップを、あれはいつでしたっけ、7月、配りましたよね、新しいハザードマップをですね。そこを見ますと、やっぱりまだそういう古い施設が避難所として載っているということでありますので、その辺をもう少し確認していただきたいということでありますし、それから、最近は、本当に車椅子や老人カーが多いです。そういう人たちが避難できるような福祉避難所というのも、地図には1か所しか載っていないんですよね。 そういうのを見ますと、あんなでかいのじゃなくて、私、前回もどこに行ったときだったかな、小学校、中学校の生徒が自分の町内の地図を描いて、それで避難所がここですなんていう、そういう、集会所とかちょっとしたところに貼ってあったんですよ。これはもう分かりやすいなと。よっぽどこの我々が作っているのよりは分かりやすくていいなというふうに感じてきたんですけれども、そういうふうな知恵を出して、そんな金をかけなくてもいいんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、本当にこの数多くある遊休施設の中でございますので、ここの在り方については、本当にしっかり改めて私どもとしてもそうした検討をする組織も持っているわけでございますので、しっかり具体的な検討をするようにというふうな指示もしているところでございます。 ハザードマップ、そうした中で本当にそこのかなり古くなった施設もそうした避難所に指定をしながら、本当に実際の場合に機能するのかというようなところは、本当にこれ非常に大事なところでございますので、先ほども申し上げましたけれども、やはりここの避難所の見直しといいますか、そうした部分については、今、改めて検討しながらというふうな時期でありますので、まさにハザードマップを配布をしながらというところで、大変時期を逸したようなことを今申し上げておりますけれども、本当にこの機会に改めてそうしたところを一つ一つ検証をしていかなきゃならないというふうなところで、指示をしているところでございます。 お話あったように、車椅子の方、また本当に歩行カーを押される方等々、移動が大変厳しいといいますか、大変な皆さんがこれまた高齢化の中で増えているわけでございますから、そうした皆さんの移動、ここについては本当に真剣に考えなきゃならない具体的な課題でございますので、ここは主体的に進めていきたいというふうに思っております。 現在の福祉避難所については、ある意味でもう少し、大変な皆さんというと言葉があれですけれども、そうした皆さんの施設になっているところでありますので、いわゆるその中間の皆さんと、今お話に出たような皆さんをより安全に、よりそこで適切に避難していただけるという方法、場所というものをしっかりここは検討を進めていきたいというふうに思っております。 あわせまして、小・中学生によるそうした手作りのマップといいますか、本当にここはある意味で重要なお話をいただきました。避難所、これは国等々の指定による中でのああした地図の中に落とし込んで、行政としては作成をして配布をさせていただいておりますけれども、本当にやはりもう少し、まさにお話あったとおり見やすいものがやっぱり第一ですし、理解をしていただくことが第一でございますので、そこに小学生、中学生であったり、子供たち、また、ある意味で地域の皆さんからも加わっていただいた中で、そうした自分たちの地域に関するものを作っていただくというところは、非常に理解も進むわけでございますので、今お話しいただいたところも大事にしながら検討、また、実際のそうしたところへの取組も進めていけるように検討していきたいというふうに考えました。ありがとうございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 今朝のNHKで、福島発のニュースの中で、自動販売機が、うちもこの玄関にありますよね。そういうふうに、各施設で自動販売機がある。自動販売機、緊急のときに鍵を自分で開けて引っ張ると、一発で水だけがだあっと出てくる、ボトルが出てくるというような、今、研究をしているんだそうですよ。 みんなそれぞれ防災、災害については非常に敏感になって考えているんだなというふうに見させてもらったんですが、それと、ハザードマップを、前回、私、これを何かの機会で町民に分かりやすく説明してほしいんですけれどもというお願いをしたんですよね。というのは、ご存じのように、あれちょっと分かりづらいですよね。そう思いませんか。それで、今後そういうような機会をつくるかどうかという、説明する機会をつくるかどうかということについても、併せてお聞きします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、自販機のお話は、私、今日テレビちょっと見落として、いやすばらしい、またそうしたところが進んでいるんだなというふうに思いましたが、本当にそうした工夫というか、そこがやっぱり非常に大事になってくると思っておりますので、そうした観点も、私どももしっかり持っていきたいというふうに思っております。 先ほども言いましたがハザードマップ、そうした中でご理解をいただきながら、より迅速に対応していただくためにも、理解いただくことがやっぱり非常に大事な部分でございますので、行政サイドのいわゆる国の仕様かもしれませんけれども、ああした中で作っても、町民の皆さんからご理解をいただかなければ、これはやっぱりどうしようもならないものでございますので、ここも、今、阿賀町の中で自主防災組織も本当にかなりの割合で、多くの地域で立ち上げていただいているところでもありますので、これはそうした地域の皆さん、区の皆さんともよく相談した中で、これは私ども町が、また消防本部も含めながら地域に出向かせていただいた中で、そうした防災の話も含めながら、いろんな意見交換、情報交換をさせていただくというところが、私たちにとっても地域の実情をより知るというところにつながってまいりますので、しっかりそこは、そうしたところで進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 大変言いにくいんですけれども、前回、前の神田町長は、私、地域防災組織なんか要らないと、そう言ったことがあったんですよ。それがなくてもうちの町はもうできているんだと。コミュニケーションがちゃんとできているから、あえてそんなのつくる必要がないというようなことをおっしゃった経緯があるんですけれども、今は、やっぱり高齢化が進んでいますし、どうしてもやっぱり必要になってきたのかなというふうに思います。 それで、先ほどの説明をしてほしいというのは、集落によれば、今も言ったように自主防災組織的なものをみんな持っているんですよね。その人たちに説明してやれば、なお効果が出るという。あのマップは立派なマップですよ。本当に、どこへ出しても引けは取らないけれども、見にくい、理解しにくいということでありますので、その辺はぜひ神田町長から指導していただきたいということをお願いしますが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 前町長からお答えしたときと、大分状況の変化もあるのかもしれませんけれども、私はやっぱり、特に人口が少なくなった高齢化した集落の中でずっと生活してきている一人でございますので、本当にこれは、かつてはやっぱり区がそうした機能を果たしながら、また、消防団員の数も本当にある意味で、それなりにと言うと大変失礼ですけれども、あったときは、そうしたことでも自然と対応していただいていたところでしょうけれども、対応したいと思ってもなかなか自分自身も、また、1人で動いてもほかの皆さんと一緒にならなければ動けない部分もありますので、本当に今は私は、やっぱりそうした地域の皆さんの自主防災組織というところは極めて大事な組織であるというふうに認識をしておりますので、その組織の皆さんが、やはりそうした際に思うようにというか、自由に動けるようにというふうなところは、これいろんな面で、私ども町と消防本部と地域の皆さんと一体となって進めるというところが非常に大事になってまいりますから、先ほども申しましたとおりですけれども、そうしたところはより連携しながら進めていくようにというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) お願いします。 我が町にはすばらしい見本があったわけですよ、吉津地区の。この間のとき、みんな上へ上げたでしょう、夜中だっていうのに。あれはもう本当にまねができない、すばらしい地域の判断だと思います。 やはりそれも、こういうふうな地図をしっかりと把握していればこそ、できることだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 次に、本格的な会議場の必要性であります。 大きな会議が重なると、例えば、我々の委員会、それから農業委員会とかいろいろが重なると、場所がもう狭くて、非常にマイクや録音が不備で効率的な会議ができていないのではないかというふうに思うんですよね。 その辺は、不自由を感じたというような声は聞いていませんか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今お話のとおりでございまして、私ども職員も含めながら、本当にまさにそうした実態があります。今言うように、そうした会議が重なる、部屋が狭い、そうした設備面でも不足、これは職員全部が感じているところだと思いますので、そうした中で、これやっぱり改めて検討が必要だなというふうに思っております。 一方これ、消防の新庁舎建築をさせていただいて、そちらのほうでも比較的そうした場所も取れるところもありますので、当面はといいますか、そうしたところの活用も図りながら、しっかり皆さんから、会議といいますか、そうした部分での役割を果たすような部屋であって設備が必要だというふうな認識でおります。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 私も、文福はどうだというようなお話をしました。階段があり、高齢者が、地域の高齢者も行かないんだと。区の会議でも行かない。それで空調施設も壊れているようなところで会議なんかできませんよというふうに言われたんですけれども、やまぶきの里はいつも何か開催して、会議用の設備が古いなど聞かれます。何よりも、幾つかの会議が重なると、駐車スペースがなくて、この間も一般の方が役場へ何か来たんですけれども、とめるところがないから帰ったというお話をお伺いしました。 こんなことを考えると、やはり現実にここに必要でない限りは分散するような、そういうふうに考えてほしいし、そのためにはやはりきちっとした最低の設備が必要なんじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にここはやっぱり、車あってこその会議にもなるわけでございますので、これは本当に両方の面からですよね。会議の参加者も、例えば役場である、その建物である駐車場が少ない。今言うように、役場の場合は、一般のお客様が今度役場の駐車場にとめるスペースも限られて、ある意味で今のお話のように、もうないと。後ろまで回ってもというようなところでは、本当にこれ、ご不便をおかけしているというふうな実態でございますので、そうしたところもしっかり認識しながら検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 会議場は、一般の方も使えるような、いわゆる団体が使えるような、そういうグループなんかも使えるような場所にしてほしい。その代わり有料ですよ。有料としてお貸ししてはいかがかなというふうに思っているんですよ。 西会津に行ったら、あれはよりっせですか、あそこで会議をするんですよ、我々いつも。なかなかきれいなところ。そして、最低の設備はそろっていますよ。行ってみると分かるんですけれども、あのくらいの設備でも十分いいんじゃないかなというふうに思って見てまいりました。そういう取組が、今後は絶対必要だと思うんです。 なぜ有料かと申しますと、施設がやっぱり汚れたり、ごみが出たりするといった問題があるでしょうから、それなりの清掃、メンテナンスに関わる経費を支払うことについては、利用者も納得するはずであります。全く、ここに関係ない団体でもそのところを貸してくださいよというようなことができるんじゃないか。その費用はもちろんきちっと徴収をすると。 当然、必要な措置を取った上で、当然、認めるべきであるかどうかというのは町の条例か何かに書いておけばいいわけでありますが、その有料化という考え方についてどう思いますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そうですね、今、よりっせさんのお話もいただきましたけれども、ある意味で私もそうした会議というか行政というか、関係の皆さんだけじゃなくて、本当にそうした町民の皆さんが、一般の皆さんが集まりながら、時間過ごしてもらいながら、一つのテーマでまた過ごす、そうした場所というようなものは非常に大事な場所であるというふうに思っています。 一つは、阿賀町の温泉施設であってもそうした場所はあるわけでございますけれども、一方、本当にそうした会議となれば、先ほどからお話ある、そうした時代に合ったような機器をそろえるというところには至っておりませんので、そうしたところも含めながら、もう本当にお話しいただいたように、これは新しく建物を造るという考えにも私はなかなか至らないわけですけれども、今あるようなそうしたところで皆さんが集いやすいというような中で、会議もしっかりできるんだというところは、やはり求めていくというか、大事な視点だと思っておりますので、そこにはおっしゃるとおり、これは維持していくにも掃除するにもお金もかかる部分でございますから、応分の皆さんのご負担もお願いをするという中での運営は非常に大事なことだなというふうに思っております。 これは、規模は小さいですけれども、今の旧四季菜館のまなびの森交流館にあっても、あそこはそうした情報機能、環境も整えながら、本当に会議には小さいですけれども、そうした皆さんが寄りながら、本当に駐車場もあって、そして終わってから、また入浴もできるというふうなことも、これまた一つのいい過ごし方かなと思いますので、そうした面を総合的に検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) そうなれば、その使用方法とかそういうものは利用者さんとのお話の中で決まってくるでしょうと思うんですけれども、ぜひ本当に、パワーポイントやれば、いや右だ左だ、もっと前へ出せとか、今どきそんなのはありませんよ。そして、録音していれば、いや入ってなかったとか、そういうような状況を見ていますと、やはりちゃんとしたものがあればなというふうに思いましたので、質問をさせていただきました。 質問あるいは提言をさせていただきましたが、避難所、会議場に対する意識を高めるとともに、万全の備えをするといった点からも有効な施策でありますので、阿賀町においても導入すべきと考えますが、町長において、再度その辺の確認をお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、命ほど大事なものはございませんので、しっかりとそうした災害等々からは、町民の皆さんに安心して安全に避難もいただけるような施設、誘導方法等々、これは何よりでございますので、しっかりそこは、今まで以上に全庁挙げながら、そうした確認もしながら体制を取っていくというふうなところに努めてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 町民の安全を願って、我々は、ここの議員は、一般質問で、先ほど言いました提言や苦言やいろんなことを申し上げるわけであります。 第一に、先ほど町長が申し上げましたように、町民の生命第一だということをお聞きしましたので、ぜひ、こういう提言なんかも受け入れてもらえればいいなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、10番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △宮澤直子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、5番、宮澤直子君。     〔5番 宮澤直子君登壇〕 ◆5番(宮澤直子君) 5番、宮澤です。 近年は、社会情勢の変化が著しく、気温変動や生活様式もさま変わりしてきております。また、新型コロナウイルス感染症も世界に広がり、今まで築き上げたものを見直すことを余儀なくされております。現代において、情報伝達は地域を問わずスピードアップされている一方、都市部と地方の生活格差は大きく、阿賀町においても人口減少の収まらないのが現状です。 このように、将来の予測が厳しい時代になっておりますが、町行政に関わる皆様におかれましては、時代のニーズをいち早くキャッチし、変化に対応できる、町に合ったまちづくりをお願いしたいと思います。この観点から、このたびは、教育、環境、農業を中心とした質問をさせていただきます。 それでは、通告により一般質問を行います。 1点目は、学校を取り巻く環境の変化にどう対応するのか。 小・中学校がスクールバス通学になり、子供たちの体力の低下が懸念されます。その対応はなされているのでしょうか。 2点目、幼少期の視力低下が著しい。令和2年度の新潟県のデータですが、1.0未満の割合が小学生で36.5%、中学生で61.1%であります。今年よりタブレットの使用も始まり、さらに視力の低下が予測されます。視力低下を予防するための対策を講じているのでしょうか。 3点目、教職員の働き方改革により、中学校では既に部活動は平日1回はお休み、土日もどちらかが休みとなっております。また、今後、令和5年度からの予定ですが、指導者として、土日については外部講師が段階的に切り替わっていくとされております。町ではその対応をどのように進めていくのか、計画について伺います。 2点目は、住民に町政を身近に感じてもらうためにすべきことは。 1、県の地域振興局主催の行財政改革県民説明会が、テレビ電話の中で告知されました。私自身も興味を持ってZoomで参加しました。これに倣い、町も年度当初予算、また、重要な政策について、住民対象の説明会を開催してはいかがでしょうか。 2、神田町長は、就任当初、廃校を利用し町民との懇談会を開催しておりました。新型コロナの影響もあり、その後行っていないようですが、今後開催する予定はありますでしょうか。 3、住民に親しまれる阿賀町役場として、町職員の挨拶、これは町長が就任当初からおっしゃっておりましたが、以前よりよくなったと感じておられるか。また、住民サービスの向上のために、以前より、町長就任後、改善されてきたと言われるような事柄がありましたら、説明願います。 3点目は、阿賀町の農業の今と未来について。 私自身、地域の農業就労者とお話をすると、将来の阿賀町の農業に対して非常に不安を抱いていらっしゃる方がたくさんいます。 それで今回、あえて大きな題目なんですが、1、現状の阿賀町の農業の課題、それに対する対策は適切に取られているのか。 2、超高齢化の阿賀町の中で、農業についても高齢化が進んでいる。5年後、10年後の町の農業の未来をどのように考えるのか。 以上3点について、町長及び教育長に伺います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) ただいま宮澤議員さんから、大きな区分で3件のご質問をいただきました。質問の順番どおりでなく恐縮でございますけれども、まず私のほうから、2件目、3件目のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。 町民に町政を身近に感じてもらうためにすべきこと、まさに本当にそこは非常に大事な視点でのお話、ご提言をいただいたというふうに思います。 県の行財政改革の説明会に倣いというようなところでございますが、まさにこれも一つの大事な方向かなというふうに思っているところでございますけれども、町では、ご案内のように、広報あが、また、テレビ電話、ホームページ等々を通じながら情報提供をさせていただいているとおりでございますし、当初予算、また、決算状況、総合計画など重要なものに関しましては、それぞれの概要版を作成した中で配布をさせていただいて、お知らせをしていると、ご理解をいただくようにしているというふうなところが現状でございます。 重要な課題等については、まずはこれ、町民の皆様の代表であります町議会の皆様のご意見、ご判断をいただきながら慎重に進めていくというのが基本の基本でございます。そうしたところから、特に今お話あった予算等々についても、そうした議会のご判断をいただく中で、決定をし、進めていくわけでございますが、まさにそこには町民の皆さんのご理解をいただきながら進めていくというところは、非常に大事な視点でありますので、今いただいたところもしっかりそうした部分で受け止めながらというふうなところでおりますけれども、まず、その方向についていろいろ工夫をしていきたいと思います。 県のほうは、そういうことで、県の財政の厳しさが前面に出ましたので、ここをかなり県民の皆さんへのご負担をお願いしなきゃならないというふうな観点から、昨年から振興局単位でああした説明会を実施しているわけでございますけれども、そこで本当にそうした趣旨の中で伝わっているかどうかというところも非常に大事なことでございますので、やったというふうな一つのそうした部分も大事ですけれども、やはりより目的どおりに皆さんからご理解をいただけるような方法というようなものは模索をしていきたいなというふうに思っております。 2点目の、本当に令和元年、就任当初、町内の5地域で、私も町政懇談会といいますか、そうしたところで出向かせていただいて、皆さんのご意見をお伺いさせていただいたとおりでございますけれども、宮澤議員さんからお話しいただいたとおり、この新型コロナの感染症が猛威を振るっているという中で、国内ではまさに緊急事態宣言、会合を持つというふうなところが非常に困難な状況が続いてきたわけでございまして、私としてはまさに町民皆様方の屈託のないご意見を聞きながら、ご質問にもお答えをしていくというふうなところを、私の信条にしているところでございますけれども、一方この感染症の蔓延といいますか、これを抑える立場である私が、そうした会合を開くことはというふうなところからも、開催には至ってきていないというのが現実でございますけれども、少し落ち着いてきたというと大変あれですけれども、今年度といいますか、昨年の4月からは、まず、春の区長会議でぜひ皆さんのほうから、そうした中で、区長さんだけじゃないんですけれども、題名がちょっと大きくて恐縮なんですが、町長との対話集会というふうなところで、ご希望いただくところについてはぜひお声がけをいただきたいと。あんまり大人数ではですけれども、互いに感染対策をしながら、少人数での意見交換会というようなところも呼びかけをさせていただいてきているところでございますけれども、こうした相談が2件あって、実施したのは8月の末に1件実施をさせていただいて、14名の方からご参加をいただいたというふうな経緯もございます。 また、今月は、宮澤議員さんからもお声がけをいただいて、先般、かみかわ直売所の報告会にも参加をさせていただいてきたところですけれども、まさにそうしたところで、ぜひ皆さんのところへ出向きながら、いろんな場面に出向きながらお話も伺いたいと、お話もさせていただきたいというふうにも思っておりますので、今の段階ではそうしたところでご理解いただけると思いますが、ここは間違いなく感染症も私は落ち着いていくというふうに思っておりますので、しっかり私からも、計画をしたものでより地域に出向いていきたいというふうに考えているところが本心でございますので、そうしたところで状況を見ながら進めていきたいというふうに思っているところであります。 3点目の挨拶、本当にまさに、今お話しいただいたとおり、私はもう就任当初からここだけといいますか、ここは特に口酸っぱく、町民の皆さんが役場により気軽に入っていただいて、あんまり心配がないというと変なんですけれども、いろんなことを考えずまさに皆さんのための役場ですから、そうした環境づくりというようなところを第一にしてきたところなんですけれども、私自身、自分で、やはりなかなか朝夕しか見られない部分が正直言ってありますので、今回は各課長さんにそれぞれの課の状況について自己評価といいますか、それぞれ報告を総務課長がまとめたところでございますけれども、かなりいい点数なんですね。 私が思うよりもちょっといい点数でありますので、ここはちょっと高過ぎるかなと思っておりますけれども、そこは逆に言えばそうしたところの気持ちを持ちながら、各所属長も職員指導、また、町民の皆さんの対応をしているというふうなところでございますけれども、本当に私の感覚以上の評価なので、私としては、いろんな場面でおいでいただく町民の皆さんに、郵送等々で、これ、その場で意見入れてくれと言ってもなかなか大変なので、そうした手続であったり、おいでいただいた際にぜひ町民の皆さんの生の声を聞くようなものも実施をしていきたいなと。 いわゆるアンケートというと大げさですけれども、そうした返信用封筒も入れながら、ぜひそうした生の声も少しやっぱりお聞きをしながら、よりそうした部分を感じながら改善を進めていきたいなというふうに思っております。 さっきの所属長の観点では、やはり職員がお客様のほうを向いていないというような席もあるので、来たことを気づかずにいてしまっている面もあるなというふうな反省で、それにはやはりそうしたお客様を見ている職員がいるんだから、しっかりそうしたところを、特に管理職等々が注意しながら、またある意味で、業務に集中して見落としてご不便をおかけしているというようなところも自己反省として上がってきておりますので、そこを今回のこれも一つの契機に、よりそうしたところでのお客様本位のというふうな窓口対応、仕事を進めていきたいというふうに思っているところです。 もう一つは、やはり職員自身もより明るく接したいという気持ちは持っていても、いろんなお客様が同時にいらっしゃる窓口もありますので、例えば、お悔やみの、死亡届に来たところでそう笑顔は見せてられないというふうなところもあったり、職員はまさにそうした、職員としてそうした部分も判断しながら仕事をしていると。逆に言えばそうしたところを自覚しながらやっていただいている分には、これまた非常に大事な部分かなというふうにも思っております。 あとまた、特に支所のほうは、やはり支所は地域なので、町民の皆さんと、住民の皆さんともより顔見知りというか、そういう関係もあるので、そこはやっぱり知っているというふうな優位さから、よりそうした、和気あいあいと言うとまた大げさかもしれませんけれども、仕事以外の関係でもいい対応をしているんじゃないかというふうな評価も上がってきているというようなところでございますけれども、私はやはり、何をしてきたかというようなところですけれども、これはやっぱりワンストップサービスといいますか、ここはより徹底をするようにと常に職員には、課長をはじめ皆さんに言っているところですけれども、一つの届出をすればいろんなところに関連をしてくるわけでございますから、ここはここで終わりじゃなくて、まさにお客様に動いてもらうというよりも、ここは職員が、この届出があったら次はこういう届出があると、当然これをしっかり認識しているわけですから、自分のところが終わったらやっぱりそこは次の職員に来ていただく。 全体的に1か所の中で、町民の皆さんの来ていただいたものが、ある意味で完結をするというようなところを目指しながら、しっかり対応してくださいというようなことを言っているわけでございますけれども、これについては、よりそうした認識の中で進んでいただいているというふうなところでもありますから、より今後も本当に言葉どおりの役場になるように、役に立つ場所になるように、努めていきたいというふうに考えておるところでございます。 次に、3点目の農業の関係でございます。 町の農業の今と未来、まさにこれ、農業というお話いただきましたけれども、高齢化が進む中で、一方で本当にここはどこにも負けない米であり、野菜であり、さきのジネンジョであり、いろんなものを皆様から作っていただいている。 そしてまた、そこの買い求めに、よそからも阿賀町に、直売所にもおいでいただいているというようなところもありますので、ここを本当にそうした形の中で継続をしていくというふうなところが、より私としては重要でありますけれども、幾つか挙げさせていただきたいというふうに思っております。 特に、高齢化によって、作っていきたいけれども、やはりなかなか自分で続けていけないというようなところから、耕作できない、荒れた農地が進んでいくと。この維持保全というふうなものは、本当にやっぱり可能な限り図っていかなきゃなりません。 それには、担い手の確保というようなところが最も重要なわけでございますけれども、これもやっぱりなかなか非常に難しい部分でございます。この担い手、本当にそうした新しい新規就農の方も増えてきているのは事実でございますけれども、それ以上にやはり耕作を続けられないというふうなところが増えてきているのが実態の一つでございますので、一方でまた、そうしたところを目指しながら、上川・三川農業公社もあるわけでございますけれども、やはりそこへも、そうした委託といいますか、増えている中で、なかなか今の体制の中でそこをこなし切れないというふうな面もありますので、ここの再構築といいますか、在り方というようなところも、これは私も極めて大事なところであるというふうに認識をしながら、そこに応えていくようにしていきたいというふうには思っているところでございます。 一方、やはりイノシシ、猿、この被害。この拡大も本当にこれ、農業にとっては極めて重要な大事な課題になってきているところでございます。 こうして、一つの課題だけを解決してもなかなか全体がよくなるというようなところでもないのが難しさで、人であり、農地であり、機械の効率化であり、集落の環境整備など、いわゆるそうした中で対策を講じていかなければならないわけでございますけれども、先ほど言いました新規就農者の確保、また、支援。これについては、農業分野でも地域おこし協力隊の募集も行いながら、活動していただいている方もいらっしゃるわけでございますけれども、直接支払い制度によって農地維持の負担軽減を次の世代に引き継げるような農業の環境づくりに取り組んでいかなきゃならない。 また、さっきの公社ばかりになって、本当にこれ農業法人の設立というようなところも力強いところがあるわけでございますので、これはやっぱり可能な支援を、連携を行っていくというふうなところを大事にしながら、もう一つ、やはりそうしていくと、農地の、特に米であれば、圃場のやっぱり再整備というか、そうしたところがないとなかなかこの法人化も進んでいかないというような現状もあるわけでございます。 こうしたところには、本当にこれ、地域の皆様とよくよく話合いをしながら、特にこの圃場整備を希望する地域というようなところも、具体的な話合いといいますか、協議を進めている地区もあるわけでございます。 県では、圃場整備の要望が多くて、なかなかもう予算が限界だというのが県農地部の一つの現実味はありますけれども、私の話の中では、阿賀町は特別ですと。中山間地域を支援するというようなところは県として非常に重要なので、そこはむしろ遠慮しないでくださいという幹部の言葉もいただいていますので、しっかりそうしたところも踏まえながら、皆さんのご要望にある意味で添えるようなところでも進めていきたいというふうに思っております。 また、今年はといいますか、こうしたコロナになって、米から日本酒を造っていただいている部分もあるわけですけれども、本当にそうした消費が落ち込むというようなところもあります。 また、畜産業、本当においしい牛肉をはじめ、こうやってつくっていただいているところもあるわけですから、そうした分野の皆さん、また観光の分野の皆さん、農業、これらが本当に連携をより強めながら働きかけていくことが、活動していくのが大事だと思っておりますので、先般新しく作って販売開始した新潟ごはんであったり、また、今年は新米フェアなどイベントもやっているわけでございますけれども、そうしたところも、PRを兼ねながらひとつ進めていきたいというふうにも思っております。 また、あがまちファンクラブ、1,300人を超える方からご加入をいただいておりますけれども、しっかりそうした皆さんの力もいただきながら、町の課題を、最初のご提案にもつながりますけれども、そうした町の課題を、そして皆さんとともに、ある意味で共有しながら進めていくというふうなところでいきたいというふうに思っております。 まさにおっしゃるとおり、このままの状況では、5年後、10年後、今頑張っている皆さんも、ある意味で年齢的に大変なところにもなってくるというのが推測できるわけでございますので、しっかりそうした未来を見据えながら、可能な対策を皆さんと話し合いながら進めていきたいというふうに思っているところでございます。 それでは、1件目の学校の関係については、教育長からの答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、私のほうから、宮澤議員さんのご質問の1番目、学校を取り巻く環境の変化にどう対応するかについてお答えしてまいります。 初めに、子供たちの体力の低下についてのご質問でございます。 まず、スクールバス利用に関しては、通学距離が小学生で4キロ、中学生で6キロというのが国が示した基準であります。ただし、当町のような山間部では、雪の状況のほか、熊の出没に対する危険回避対策も講ずる必要がございますし、全国的には交通事故、社会問題化しているような交通事故も増えてきております。まずは、子供たちの安全確保を第一に考え、スクールバスの運用をしていきたいというふうに考えております。 ご指摘のスクールバスで体力が落ちるのではないかという懸念が生じるということでございますが、この因果関係を示すような明確なデータはございません。ただし、移動手段のベースが車である地方よりも、都市部の子供たちを含め、大人の方も相当な距離を歩いているという話をよく聞いていますので、やはり健康上歩くということの重要性は認識しているところであります。 現状として、阿賀町の子供の体力につきまして、令和3年度に実施した体力テストの結果を見ますと、総じて小学生、中学生の男女とも県平均とほぼ同じであります。学年によっては回っているものもございます。 学校においては、1校1取組として、体力向上に向けた組織的な取組を推進しており、子供たちの体力を高めるために、各学校の実態に応じた体力向上に係る特色ある運動を展開しておるところでございます。 また、社会体育におきましても、スポーツ協会加盟のジュニアスポーツクラブに対し、活動費や指導者養成に関する助成などを通じて、その活動について支援を行っているところであります。今後も、学校、地域、家庭の地域連携を進めながら、子供たちの体力向上に取り組む所存であります。 次に、視力低下についてでございます。 令和3年度に実施した健康診断の結果では、阿賀町の児童・生徒の視力は、視力1.0未満につきましては、小学生が30.2%、中学生が56.9%となっておりまして、いずれも県平均よりは若干よい状況となっております。 ご質問いただいた視力の低下の対策についてでございますが、タブレット端末の利活用に伴う視力低下の防止対策として、教育委員会からは、次の3つのことを指導しております。 1つ目は、正しい姿勢で、画面に近づきないようにする。2つ目は、30分に一度は遠くの景色を見るなど、時々目を休める。3つ目が、長時間使用しないということを各学校に指導しているところであります。 実際の利用につきましては、学校現場に一任している現状でありますから、改めて校長会等、管理職への指導を通知、学校での利用についての再点検、それらを行うことにより児童・生徒が適切に利用できるよう努めてまいります。 また、学校より、むしろ家庭でのタブレットやスマートフォン、携帯ゲーム機の長時間の利用が、視力のほかにも子供たちの心身の健康に悪影響を招きかねないと考えておりまして、保護者の皆様には、随時、その節度を持った使用というものを呼びかけてまいりたいと考えております。 次に、中学校における今後の部活動についてでございますが、ご指摘のとおり、令和2年9月に全国の教育委員会に通知がございまして、学校の働き方改革について、教員の長時間労働の要因となっている部活動の在り方について、具体的な方針として、休日の部活動を令和5年度以降、段階的に地域移行するよう示されたものであります。 そもそも部活動は、学校教育の一環として学習指導要領に位置づけられておりまして、学校現場におきましても、部活動指導業務を校務として各先生方が分掌してきたという経緯があります。働き方改革では、必ずしも教師が担う必要のない業務というものに部活動が分類されております。学校の働き方改革の推進と同時に、部活動改革の必要性が掲げられておるということであります。今後、平日に行われる学校部活動と休日に地域で担われる地域部活動とで区別して考えることになるというふうに考えております。 ご質問いただきました町の対応についてでございますが、阿賀町において、この地域部活動を受入れ可能と考えておりますのは、いわゆる町スポーツ協会加盟団体であると、現在のところ認識しております。 令和5年度以降からの地域部活動に向けて、本年度は、阿賀津川中、それから三川中の部活動の現状の把握と、それから協会との協議について今後行っていくという予定になっております。 また、現状として課題も見えてきております。具体的には、公認指導者等人材の確保が可能かどうか。それから、指導者への謝金について誰が負担するのか。活動中の事故の対応と責任の所在。あるいは中体連との関係、それから学校部活動と地域部活動の連携がうまくいくかどうかなどであります。 今後、国や県の見解や方針によるところもありますので、それらを踏まえて検討してまいりますが、まずは何よりも生徒及び保護者の理解を得ていくことが大事と考えております。今回の地域移行の趣旨を含め、丁寧な広報周知に努めてまいりたいと考えております。 以上、宮澤議員さんの1番目の学校を取り巻く環境の変化につきましてのご質問の答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 答弁が終わりましたが、審議の途中ですが、ここから午後1時まで昼食休憩とします。 引き続き、午後1時から宮澤議員の一般質問を続けます。 午後1時まで昼食休憩といたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。 午前に引き続き、5番、宮澤直子君の一般質問を行います。 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) では午前中に引き続き、これから再質問をいたします。 1点目の教育長がご回答いただきました学校を取り巻く環境についてなんですが、まず1点目、スクールバスによる子供たちの体力低下なんですか。確かに学術的データはないかもしれないんですが、私の子供が小学生、中学生だった平成5年から20年くらいまで、小学生は徒歩通学、中学生は徒歩もしくは自転車通学でした。 これはやっぱりスクールバスによって、歩かない、自転車に乗らないということが当たり前になった。これはデータがなくても、子供の体力はなくなったということは推測できると思いますが、これに対して教育委員会として、また学校として、何か代わりになるような取組を実際にしているのかどうなのか、そこをお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) では、今ほどのご質問にお答え申し上げます。 スクールバスによって運動しなかったことの代替のためのということではやっておりませんが、先ほど具体的には申しませんでしたけれども、各校の中で、例えば上川小学校だと体力テストに向けた体力旬間とか、今大会に向けたマラソン週間、あるいは3学期、冬場は今度は縄跳びというふうな形で、ふだんの授業の中以外にも、そういうふうな体力の向上に努める運動の取組を各学校で行っているということです。 これにつきましては、先ほど申しましたとおり、スクールバスとは言いませんが、ふだん子供たちは体を動かすことによって体力がついていくということがありますので、できるだけ昼休み、あるいは休み時間等で体を動かして遊ぶようなことを心がけているということは聞いておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 体力というか、体を動かすことと脳というのはやはり連動しているというふうに考えますし、近年、そういうデータはあるかと思います。やはり、ただでさえ、今、鳥獣被害があって、ふだんの生活の中でも、やはり外遊びができない現状を考えると、やはり学校の中で何かしら組立てを、ぜひしていただきたいなと思います。 また体力だけではなく、やはり肥満に通じるというデータは、これは出ているかと思いますので、そのあたりなんですが、各校によって取組が違ってもいいんですけれども、具体的に子供たちが体を動かし、それが健全な生活に結びつくような取組を教育委員会としても推進していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 本当に、そういう子供たちが体を動かすことの取組というのは必要なことだと思います。先ほども申しましたが、授業以外でのそういう休み時間等について体を動かすような形で、運動をどんどんしていくという形の取組というのは、今、学校でも進められていますが、なお、教育委員会のほうからも学校のほうにお願いといいますか、指導することで、またそういうのをさらに取組を強化していきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) よろしくお願いします。 最後の3番目の部活動とも関係するんですが、運動する子は積極的にやる。しかし、やらない子は全くしないという、そういう傾向にあると思いますので、よろしくお願いします。 あと、2点目の視力のことなんですが、これ、前回の健康推進計画のとき、最後ちょっと言い漏らしたんですけれども、こども・健康推進課のほうにも関係するんですが、非常に視力の低下が近年、見られるということで、私自身もちょっとデータを見てびっくりしたんですが、中学生でも半分が眼鏡が必要となっておる。 ここにデータはないんですけれども幼児についても20%ぐらいの子供たちが視力が落ちているというようなデータもありますが、根本的な原因を取り除かないことには、幾らスマホ使ったとき姿勢をよくしましょうといったところで、もう今、既に50%の子供たちが視力が悪い状態であって、これ、なぜこのようなことになったのか、教育長、どのように考えられますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 議員ご指摘のとおり、視力に関して20年前からの推移を見ますと、大体、小学生で8ポイントぐらい、それから中学生だと5ポイントから18ポイント、高校生になると、5ポイントから15ポイント、1.0以下の視力のパーセンテージがそれだけ増加している、いわゆる目が悪くなっているという傾向は全国的な傾向としてございます。 ただ、阿賀町だけ見ますと、10年前に見ると、逆にかえって、今のほうが視力がよいという結果も出ておりまして、その辺はちょっと私も原因がよく分かりません。ただ、やはりふだんの生活、夜遅くまでいる。それから姿勢の問題もあると思いますし、それから何といっても携帯ゲーム機から始まる、いわゆるスマートフォン、タブレットといった液晶画面を見る機会、それから利用時間がかなり長くなっているのは、やはりこれは全国的な傾向としてあるのではないかというふうに考えております。 学校で行うタブレットにつきましては、私もタブレットの授業を見ましたが、例えば小学校であれば45分間の授業の中で、タブレットを見つめているような授業時間というのは、恐らく半分ぐらい、多くても3分の2までいかないぐらいかなというふうに考えておりまして、あとは先生の話を聞くとか、ほかの人と話すとかいうふうなことをしておりますので、授業でタブレットを見ることによって、視力が低下するというのは、あまり懸念されたことではないのかな、授業が始まって終わるまでずっとやっているようなことはないのではないかというふうに考えておりますので、やはりふだんの生活から、そういうことを改めていかないと駄目だということで、先ほど答弁でも申しましたが、各家庭にそういうものを働きかけていくしかないかというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 原因については、漫画本でもスマホでもそうなんでしょうが、やはり集中して見過ぎたということ、例えば暗いところで長時間見たとか、私自身も中学生の頃、視力はよかったんですが悪くなりました。 それで、私自身は自分の子供4人いるんですけれども、視力に対しては非常に神経をとがらせて、4人の子供たちには、視力が落ちたらゲームは禁止だよというようなことを言いながら、成人まで、今、視力は、落ちずに済んでいましたので、これ自体は多分、予防で防げる。もともと目が悪い子というのは少数ではないかなと思います。 やはり親御さんの意識とか、やはり気づくのが遅かったということもよく聞きます。学校で視力検査をしたら、もう何か0.幾つで眼鏡しなさいという、その手後れ状態が引き起こすのではないかなと思いますので、一つの例なんですが、虫歯については、これ今、現状で、これもちょっとデータ見ると、非常に小・中学生とも低い水準になっているんですが、昭和の頃は小学生、中学生とも95%の子供たちが虫歯だったそうです。それが今改善されて34%、フッ素洗口や、歯科健診、歯磨きなどの指導により、今、非常に落ちているというデータがありますが、目のほうもきっと予防で防げるのではないかなと思います。 一例でお願いしたいのは、学校で年に1回の視力検査で十分なのかというところを私は感じております。もっと頻繁に月に1回とか、そういうふうにできないものでしょうか、教育長、いかがでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほど議員ご指摘のとおりのことでございますけれども、議員がお子様に対して、そういうふうな形での指導といいますか、行ったことによって、視力を維持できたという話は、大変参考になる取組であるかなというふうに考えております。 やはり子供のときから、これは小学校からではなく、もっと早い段階からの取組になるのかなというふうに考えております。これも教育委員会に限らず、町を挙げての取組として、それと当然、虫歯予防と同様に、視力低下の予防というのも、町全体で考えていかなきゃならない問題だというふうに考えております。 また、議員、今ご指摘いただきました月1回の視力につきましては、健康診断等で行っていることもありますけれども、それ以上のことができるかどうかというのは、保健の先生、養護の先生等に相談していかないといけませんが、そういう視力の検査が効果的なんであれば取り入れていきたいというふうに考えておりますが、なお検討材料として承っておきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 私もいろいろ事例を探しましたら、神奈川県大和市というところでは、令和3年より、教室に視力検査用の表を配付したという、お金も予算も、それなりにかかるとは思いますけれども、阿賀町の子供たちを守るために、もし政策が可能であれば検討していただきたいと思います。 最後の部活動についてなんですが、これについては、私自身が教育の子供がいないこともあり、部活動がこんなにいろいろ変化しているなというのは最近、議員になってから気がついたんですけれども、実際この取組について、部活動が日数が減り、また教職員が対応できなくなっている、私たちの子供のときの時代と部活動が全くさま変わりしている、この現状について、例えば保護者の方たちの反応というのか、国の施策でありますが、どのように捉えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの件でございますが、まず、学校の先生方が文科省がいう、いわゆる働き方改革の中で、先生方の残業時間に占める部活動の割合があまりにも多過ぎると。部活動がなければ、先生方の残業時間がかなり減るというのが、まず第一の最初の観点かなというふうに考えております。 ただ、今ほどありましたとおり、学校でのスポーツ活動、いわゆる中学生世代のスポーツ活動における部活動というのは、これは昭和から始まるその伝統的なスポーツ活動としての体制として、今まで組み込まれてきたものからの大転換になりますので、これはかなり本当に大きなものになるというふうに私どもは捉えているところです。 ただ、今ほど言われたとおり、今、週平日でまず5日のうちの1日、それから土日のうちの1日を部活動をしない日として、町の教育委員会としてガイドラインを出して、各学校にその取組をしていただいているところでございますが、今のところ、保護者からのもっと部活をやってほしいといった声というのは直接は聞いておりませんが、保護者の集まりの中で自発的なそういうスポーツ活動が始まっているという話も聞いております。 そういうものをどういうふうに捉えていくかというのは、今回、過渡期的なものだと私は捉えておりまして、しっかりとした責任の中で学校というスポーツ活動と、それから地域、クラブが請け負うスポーツ活動という中で、しっかりとした責任体制の中で、中学生といいますか、その世代の部活動といいますか、スポーツ活動を町全体の中で支えていくという形が必要なんだろうというふうに考えておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 部活動もさま変わりして、親の世代の押しつけを子供にできない時代になってきているなというのをやはり感じるんですが、子供たちにとっては、私はやっぱり若いというか、鉄は熱いうちに打てという言葉がありますが、やはりこう、厳しさとかたくましさというか、そういうものを子供たちに教えるのに部活動というのは非常に大事なものではないかなと思いますので、この移行が順調にうまくいくようにしていただきたいと思います。 それで、今、教育長のお話の中で、スポーツ推進委員の方たちの力を借りていくというお話がありましたが、もう一つは今、地域でコミュニティスクールが始まって、地域の方が学校の中で活動していくという取組が始まっていますが、そういう中でも、指導員の募集だったり、話ができるんじゃないかなと思いますが、そのあたり、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) コミュニティスクールの中での部活動の位置づけというものも確かに必要だと思います。ただ、それはあくまでも学校部活動、いわゆる平日の今後、取り組んでいく地域移行とは別の学校の部活動の中で、いわゆる外部指導者として、地域の方を取り入れていくという考えの中で、コミュニティスクールの中では考えていこうというふうに考えております。 地域移行、いわゆる地域部活動という、部活動とついていますが、私は、中学生を地域のクラブに入れて、その地域のクラブとして活動していくという姿が、やはりあるべき姿であって、土日というのは、言ってみれば部活動でなくなるというふうに考えるのが一番、分かりやすいやり方なのかなというふうに考えております。 今ほど申したとおり、地域が一体となった中で平日もしかり、それから休日の中でのそういういわゆるそのスポーツ活動を支えていくというふうな形づくりをしていければいいかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 本日の説明で、土日と平日が違うということが分かりました。 ただやはり、移行期に当たって理解できない方が、新しいことに対して、いると思いますので、住民、保護者、地域の方へのこれからの移行の説明をきちんとなさっていただきたいなというふうに思っております。 以上、教育長には質問を終了したいと思います。 2点目の項目については、町長に、全般まとめて質問したいと思います。 町長は挨拶についてはよくなってきたんではないかなと。自分自身もこれからいろんな方、団体等に出向いて活動していきたいというお話を受けました。 私自身は、今までちょっと一般質問でしてきた内容をちょっと振り返りながらお話を聞きたいんですが、以前、本庁玄関前にまず町の特産品の陳列を行っておりました。ただ、それがなぜか継続しなくて、今、また車椅子等、置かれておりますが、そういう状態になってしまった。それはどうしてなのか。 また、意見箱の提案も行ってきましたが、それについて検討する、いいことであるがどうしたらいいのかということですが、今のところないということは、それは必要ないというふうに考えていらっしゃるのか。 その2点について、お伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にそうですね、確かに役場の玄関前に阿賀町の特産品になるものを陳列をさせていただいて、おいでいただく皆さんに目にしていただいて、また阿賀町のすばらしさをご理解いただいた部分、それは多分今ないのは、ある意味で多分、マンネリと言ったら変ですけれども、また同じものかなと。そうしたものはやっぱり新しい変化というか、そうしたものを求める必要があるので、そこの再構築を今、事務局で図っているんじゃないかなというふうに私としては認識をしているところでございます。 もう1個、意見箱、これも私、検討申し上げると言った中で、先ほどの答弁の中で、最初の答弁の中で少し申し上げましたけれども、やはりそうした部分は私もいろんな官公庁というか見ながら、どんな取組をしているのかなというようなところも、私なりに調べてきた部分もあるんですけれども、やはり箱を置いて、そこにアンケート用紙を置いても、実数として、なかなかそこにご意見が入ってこないというふうなところがやはり多いと。 やっぱりそこには一工夫足りない、足りないというと変ですけれども、やっていない私が言うのも変ですけれども、やはりこれも、そうしたところになかなかつながってこない部分があるので、先ほど具体的に申しましたように、ここはやっぱりそうした、みんなの公の中で入れるというのは、書いて入れるというのはなかなかやっぱり抵抗感があるんだと思いますので、窓口においでの方であったり、例えば、そうした施設の利用であったり、そうした際に、郵送用の封筒と一緒に、そうした用紙をお渡しした中で、気軽に書いていただいて、町のほうに、ご意見をいただけると、そうした体制といいますか、そうしたことを取り組んでいきたいというふうに考えているところでございますので、いわゆる、目的としては、その意見箱と同じことになろうかと思いますけれども、そうしたところをやっていくというような予定でおります。 玄関前分かったら、課長。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 私も今、町長が返答をしたように、最近ないというのは理解しておりました。私が個人的にといいますか、今の立場ですので、これから申し上げることは、どう変えていくかというところにも関わってまいりますが、玄関先のスペースが、かなり狭いというところもあって、特産品を置く、また防犯のポスター展をやったりとか、写真を展示したりとか、かなりそうした意味での利用もありますので、スペースの確保という意味も含めて、今の段階では仕方ないかなというふうに見ておりました。 それとまた別の観点で、特産品を展示するということも必要だと思いますので、所管のほうと相談をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 理由があるのであれば、やむを得ないんですけれども、ちょっと極論かもしれないんですけれども、私が知っている範囲のまちの取組で、実は三条市が私、実家が見附なので、たまたま用があって行ったんですが、階段とか廊下に、こういう掲示があったんです。「ご要望があれば職員にお気軽にお声がけください」という、たった貼り紙、その一言なんですが、歓迎されているなというものを感じました。この市役所では何でも聞いてもいいんだなという、何かそういう温かみを感じました。 それで、今回ちょっと質問するに当たって三条市がどのような取組をしているのか、インターネットで調べましたら、三条市役所品質という、そういうものを掲げておりました。これは職員のあるべき姿というものを、学校でいえば生徒手帳のような形で記してありました。 どういうことを書かれていたかというと、やっぱり社会人として、市役所の職員として、あるべき姿を明確に記してありました。こうあるべきだという、ちょっと詳細を皆さんにご紹介する時間がないんですが、後でぜひネットで見ていただきたいんですけれども、それを明確にホームページの中で掲げていることで、三条市の市役所の職員はこういう気持ちでやっているんだなというのをすごく私は感じることができました。 あともう1点は、加茂市長がフェイスブックをやられていて、私、たまたまフェイスブックをやっている関係で、市民の座談会をやはり定期的にやってられました。コロナ禍の中で、なかなか難しいところもあるんですが、政策説明であったり、また、さっき町長おっしゃったみたいに、住民からの申入れによって、2年半の間に何回か会合を設けてられました。それはもう本当に、やった内容についてもやった出来事についても公表なさっています。 そういう見える形でのやはりこう、私たちはやっていますよというのが見えなかったら、やっていないと同じというわけではないですけれども、もっと見える形に、阿賀町職員の方、また、町長、もっともっとこう、何か出てきてほしいなという気がするんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、三条市さん、先進的な、ある意味でこれは伝統的なじゃないかなというふうにも思ってお聞きをしたわけですけれども、本当にそれは職員として、あるべきもの、これもやっぱり町の職員であっても同様でございますので、それは本当にみんなで、共有すると、そしてまたしっかり認識をするというふうな中からのすばらしい取組をお聞きをいたしましたので、同様でございますので、阿賀町の職員も、そしてまた、まさにしっかり業務に当たっていただいておりますので、そうした面でも本当にこれ、見える化というか、そうだね、しっかり頑張っていただいているねというふうなところを、まずは皆さんにというようなところも、本当にこれ大事な視点かなと思いますので、そうしたすばらしい面も学びながら、阿賀町の職員としての部分をより目指していきたいというふうに私も思います。 そうですね、私も先ほども言いましたけれども、懇談会であったり、まさに本当に私も望むところでございますので、今後、本当にこうしてコロナが落ち着いていってくれると思えば、これは継続していくと思っておりますので、ぜひそうしたところを今度、私からもある意味で企画をしたいのは本当のところでございますので、そうした中で、より皆さんのお声を聞く、そしてそれをある意味で公表というか、これできる部分とできない部分ってある意味であるかもしれませんけれども、逆に言えば私がというか、町が主催をするものであったら、これはもう、そして公表できない部分はないわけでございますので、今、ある意味で、そうやってご要望いただいて、言っている部分に関してはなかなかこれは公表できないというふうな部分も、内容的にもある部分もありますので、そうしたところでありますけれども、しっかり活動が目に見えるというふうなところ、これにはホームページの中にも、まさに私の日程的なものも含めながら、また私はSNSで自分の可能な限り、ある意味でここも発信できる部分と、できない部分があるんですけれども、そこも私の部分が町のホームページにリンクするようにもなっていますので、そうした活動をより皆さんからご理解いただけるような形での取組をまた一層進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 時間の都合もあり、あまりそれ以上ちょっと質問できないんですが、最後に農業については、今回、大枠で質問させていただきました。 課題については、町長のおっしゃる内容は、私がいろいろ認識していたものとほとんど共通ですが、やはりこの未来が見えてこないという答弁の中に、それは、まずやっぱり人の問題ですよね。 やはり、私の身近な人たちで農業をやっている方はやっぱり70から80歳の方、その方たちが言っていたんですが、10年前はまだ見えた、自分たちがまだできるという。今、見えないと、自分たちがあと5年、10年できるのかどうか。そこに後ろについてくる人たちが姿が見えない。後継者、自分の世代だったり、町の取組だったりなんですが、見えないという、そこを町長、どう思われますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に皆さんから一生懸命農業取り組んでいただいているんです。すばらしいよさを本当にPRしていただきながら、本当に体力のある意味で、年齢重ねても、大変なところも頑張っていただいているので、もし本当にそこが、自分は精いっぱい頑張るだけ頑張っても、その後もやっぱり見えないというか、自分のそうした部分を継いでくれる人がなかなか家族の中でもいないから、この先どうしようかと、本当にそこはある意味で、現実な姿であるというふうに認識していますので、そうしたところから、一つは、農業法人といいますか、法人化をしていただく中で、1人じゃなくて、まさに、そうした組織の中で、全体の今の農業を継続しながら、またむしろ拡大しながら引っ張っていっていただけると。 また個人のこういう方々にあっても、今、地域おこし協力隊で農業分野でも来ていただきながら、指導を受けながら、ぜひその後継になろうというふうな意欲の中でやっていただいている人もいますし、またある意味で農業に転職をしながら、新規就農として、米ばっかじゃなくて、ジネンジョであり、雪下ニンジンであり、いろんな作物に挑戦されている人たちがいますので、まさにそこを、阿賀町の農業もそうした分野で、米だけじゃなくて本当にそうしたいろんな野菜等々を含めながら、頑張りによって、というか一番大事なのはやはりそうした頑張りが、お金に、生活できる農業所得に、収入につながってくるというふうなところが極めてこれ、重要な部分だと思っていますから、町もそうしたところでこれはいろいろ、そこへつながるような形で、さっきも言った新しいご飯であったり、ご飯の新しい形を求めたり、販路を探っていくというようなことも含めながら、これは取り組んでいくというふうな考えでおります。本当に希望が見えるというようなところへつなげていければというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 農業についてはいろいろ、もっと申し上げたいことがありますので、ぜひ次回、また私も勉強して質問させていただきたいと思います。 私が聞いてきた中では、やはり、阿賀町の農家は非常に丁寧な作業で品質が高いと、小規模であるが非常にいい商品を作る。ただ、やはり農業そのものの作業が重労働で賃金も安く、若い方たちがするには、そこに取り組みづらい。また、大規模な機械や、取組するのに非常に大きな負担がかかる。そこら辺がなかなか取り組めないところかと思います。 ただ、やはり自給率を上げる、この日本の国において、やはり自給率がなかったら、この災害、またコロナ、こういったものに立ち向かえない。そのためにも阿賀町の農業というのは、日本にとっても必要なことだと思います。ぜひ、どうやってこの担い手をつくっていくのか。また、最近、スマート農業ということも聞かれますが、そのあたりが阿賀町にとって導入できるのかどうなのか、そのあたりについても、次回、ぜひお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 本日はありがとうございました。
    ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、5番、宮澤直子君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、9番、斎藤栄君。     〔9番 斎藤 栄君登壇〕 ◆9番(斎藤栄君) 9番、斎藤です。通告に従いまして、質問をさせていただきます。 早いもので町長が就任されて、もう3年になります。その間、いろいろされておられましたけれども、中でも令和2年3月から始まったCOVID、新型コロナ感染症においては全国的な拡大に伴って、いろんなところで振り回されてきたのが事実でございます。 コロナワクチン接種については、長自ら、過去において陣頭に立っておられて、県内自治体でもトップのワクチン接種率ということでありました。これも、私、住民の一人としまして感謝と敬意を表します。ありがとうございました。 しかし、このようなアクシデントがあったとしても、選挙で町長が町民に公約されたこと、多くの町民の方々が期待し、また心待ちしている施策でもございますので、残り1年となりましたけれども、今後どのように取り組まれるのか、また、残された任期中に実施できるのかと、また、改選の時期については、どのような表示をされるのか、それはいつ行われるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 2つ目、高齢者世帯、生活困難者等への灯油購入支援策を早急に実施してほしいということです。これについては質問が町が発表される前の時点でしたので、書いてしまったんですけれども、11月12日に国の総務省が支援策を打ち出すということで、これも実施した自治体では特別交付税措置を講じるということで、早々と出したわけですけれども、阿賀町を取り巻く周りの自治体が発表しているのに、阿賀町はまだだということであったので、質問出してみました。 9月末からの原油の高騰によりまして、各業界では製品価格への転嫁が進みました。また日常生活においても、しわ寄せが出てきております。特に今年の冬は、ラニーニャ現象が出るということで厳冬が予想されておりますので、冬を目の前に多くの町民の方々が、途方に暮れていることを話を聞きます。高齢者や低所得者世帯等への早く安心して暮らせるような支援対策の予算化の対応をお願いしたいということです。 3つ目に、総務省からの補助金を活用して、今、実証実験が行われているドローンの実証について、活用計画の内容を問うということであります。 これについて私も一般質問等々で度々、水稲栽培や有害鳥獣対策等々の農業分野でのドローンの活用を提言してきています。総務省関連の補助金を活用し、町のあらゆる施策の中で、どのような活用が出せるかと、計画を練っておられることと思いますけれども、この計画内容について議会のほうにもお話は聞いておりませんので、その内容についてお聞かせいただきたいと。この3点でします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 最初の、本当に今、お話しいただいたように就任から3年を経過をいたしました。それぞれの課題をどう進めていくかというふうなところで考えていた日々でございましたが、既にお話もいただきましたように、この間、予期せぬ新型コロナウイルスの感染症が世界に、日本中に蔓延をしたというふうなところ、私はやはり、先ほども申しましたが、町民の皆さんの健康を守るため、これはやはり何よりも第一でございます。 まず、そうした予防対策、特にこのコロナにあっては、ワクチン接種を適切に早期に進めること。そして、大きな影響を受けている経済活動を町としても、いかに支援することができるかといったコロナ対応、これはやはり、ある意味でこのときにお話あった、この1年半ぐらいは、まさにそこに集中をした時期でもございました。 少し本当にそんなところで大変恐縮ですが、時間をいただいて振り返らせていただきますと、令和元年10月の台風19号の災害、また、今年の面倉の地滑り、そしてまたもう少し先からは、第三セクターのいわゆる経営不振等々、言わば本当にこうした緊急事態への対応、対策というふうなものに、大きな時間を割かなきゃならなかった3年間でもあったなというふうに振り返れば思うところでございます。 私としては、こうしたワクチン接種や、また国の給付金、全国の市町村が同じ業務をやるというふうなものにあっては、もう的確にかつどこよりも早く実施をしたいというような思いを持った、そんな姿勢で取り組んできているというようなところでございますので、そうした分野においては、特に新潟県と、また、国の関係機関の皆様等の信頼関係を築くと、そこがやはり進める上では極めて重要なところでございましたので、そうした中でも、ご支援をいただいてきたなというふうに感謝を申し上げているところでございます。 選挙の際には、大きく5つの柱を掲げさせていただきました。 子供の医療費の中学校卒業まで無料化、これについては一歩進めて、皆さんのご理解いただいて、すぐにある意味で高校卒業まで無料化というふうなことでの実施をさせていただいたところでございますし、学校給食費の半額、教室の空調整備、福祉バスとして活用しているスクールバスの計画的な更新等々、まさにこうした部分にあっては、公約といいますか、ぜひこうしたいというふうな部分を議会の皆さんのご理解をいただく中で進めさせていただくことができたかなというふうに思っております。 また、安全・安心な道づくりというようなところも掲げさせていただきましたけれども、20年間、ほとんど動かなかった磐越道の4車線が大きく進んでまいりました。 また、度重なる水害からの河川整備、これについてもようやくですが動き出していただいているところでございます。 一方、移住定住、婚活、猿、イノシシ等の有害鳥獣対策、なかなかこれ、成果を上げることが難しい課題ではありますけれども、これをまたある意味で、新規の取組も開始をさせていただいているところでございます。財源確保の面からも、ふるさと納税も少し伸びてきているというふうなところでございます。 また、働ける場の確保というふうなところについて、トップセールスというふうなところを掲げさせていただいたところでございますけれども、私は様々なところにお伺いしながら、多くの皆さんとお会いしながら、町の状況をお話しし、またPRをさせていただき、意見交換を行ってまいりました。ウイスキーの蒸留所の誘致が実現した以外は、現段階では、ただ特段に成果が上がっていないというふうなところでもございますけれども、この地元の阿賀町にあっては、幾つかのNPO法人が立ち上がり、それぞれの目的に向けて活動しているというようなところも、非常に心強く感じているところでございます。 また、現段階で申し上げる状況には至っておりませんけれども、この町の資源を活用した活性化へ向け、具体的なご提案をいただく皆様とも話も聞きながら、また、協議をしているというふうなものも幾つかあるところでございますので、ぜひ形にしていきたいというふうに今、動いているところでございます。 一方、津川病院の建て替え、極めて大事な課題でございますけれども、この選挙の当時は、本当にあの頃を振り返れば、まさに今頃、3年後ぐらいには、具体的なものが見える段階にしていきたかったと、私は課長時代からのそうした県とのやり取りをしてきた者として、そう考えたところですが、本当に突如の県の財政難から、ある意味で逆行するようなことが報道された中で、町民皆様に大きな不安を与えているところでもございますが、まずはこの必要性を訴えながら、県の撤退は阻止すると。現医療体制を維持することを強く求めているといった、本当にある意味で私はしても、残念な状況でありますが、こうしたコロナ禍にあって、一層、医療機関、津川病院の存在、役割は重要でございます。 また、阿賀町に、津川病院が必要だということは、県の関係者も心の中ではみんな分かっていただいているというふうに私も感じているところでございますので、しっかりこの津川病院の建て替え、充実に向けては、今後も力を尽くしていきたいといいますか、皆さんの力を集めながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 こうして、達成できたこと、また、道筋をつけたものも幾つかありますが、十分には取り組めていないというふうなものが多くあるというふうなのが実態でございます。これからコロナ禍の新たな生活様式の中で、仕事の在り方も模索をされ、自然豊かな阿賀町こそがそこに貢献する、注目を集めるまちづくり、そこには情報環境の一層の整備、デジタル化への対応も必要であります。 また、脱炭素化の方向性の中で、阿賀町の役割を発揮することなど、新しい視点でのまちづくりも必要である、進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 今、こうしたことを職員と一丸となって進めていくことに、私も集中している最中でございまして、正直申し上げまして、来年選挙だというふうなお話もありましたけれども、そこまで考えが至っていないというふうなところが本当に正直なところでございますので、そういうところでご理解をいただきたいというふうに思っております。 次に、2件目の高齢者世帯、生活困窮者等への灯油の購入支援でございますが、行政報告でも申し上げさせていただいたとおりでございます。また日報紙上でも報道いただいたんですけれども、実は私は11月の上旬に担当課長に、これを私としてはぜひ必要だというようなところで指示をしながら、具体的な制度設計を検討をさせてきたところでございます。灯油の価格は、ちょうど1年前と比較すると、町内の平均で1リッター26円上昇しております。 これもある意味で灯油だけじゃなくてほかのガソリン、また、食料品、日用品等への価格の上昇にも影響を及ぼすといったところにも、国全体となっているところでございますけれども、そしてお話あったように、このラニーニャ現象の中で、冬が寒い、長く続くというようなところも予想されるわけでございますので、使用する灯油の量も例年並み以上になるんじゃないかなというふうにも考えられるところでございます。 そうしたところから、これ、大変恐縮ですが、ほとんど新聞で出てきているのは、ある意味で5,000円というふうなのがほとんどでございますよね。私はそうしたある意味でほかと同じような金額の中でやるというよりも、しっかりと理論づけした中で、阿賀町の実態に、より即したものを構築しながら、この定例会で議会の皆様にお諮りをさせていただきたいというふうな思いでございまして、先ほど言いましたように、これリッター26円上がっている。 使用する量は、それぞれの世帯によって違うというような部分もあるわけですけれども、平均1日4リッターというふうな試算の中で、これが12月から3月まで4か月間、これが1万2,000円というふうな金額の根拠でございますので、そうしたところから1世帯当たり1万2,000円、計1,680万円をこのたびの補正予算に計上させていただいたというふうなところでございます。 早い段階で、皆様の生活を支援したいというふうに、スピード感を持って事務を進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご審議のほどお願いを申し上げるところでございます。 続きまして、3件目のドローンの実証実験の内容でございます。 これまた補正予算の際には少し概略を申し上げさせていただいたわけですが、7月の末に総務省のほうから県を通して直接、阿賀町に過疎対策の交付金のお話をいただいた中で、ドローンを活用した実証実験を進めていこうというようなところで申請をし、採択をいただいたわけでございますが、現在はこのドローンを実際に飛行させる企業、また、運送関連の企業によるところとの協議の中で、いわゆる薬といいますか処方医薬品の即時配送、また日用品の配送などの物流に関する検証と、猿やイノシシの有害鳥獣対策における活用、これを並行して進めていきたいというふうにして進めているというようなところでございます。 まだ実際の飛行までには至っておりませんが、そうした協議を行いながら、まずは事務的に進めているというようなところでございます。 この物流に関する検証では、買物の支援として自家用車による自力での移動が困難な高齢者を主な対象として、鹿瀬診療所と上川診療所で受診した患者の院外処方薬を薬局から診療所までドローンによる配送及び診療所の受診者に加え、モデル家庭による日用品の配送を実証したいというふうに考えておりまして、津川の地域内にそうしたドローン配送の拠点というふうなものを設けながら、診療所との間の飛行ルートの検証、また、日用品配送等の物流の仕組みを検討していきたいというふうに考えているところでございます。 この実証実験に使用するドローンには、高精度のカメラが装備をされているということでございますので、災害発生時の状況確認や初期段階の物資輸送などを想定した飛行の実証も計画をしているところでございます。 こうしたドローンの活用は、国内では各地で実証実験が行われているところでもありますけれども、こうした阿賀町のようにある意味で山間豪雪地の過疎地における町民の安心した生活を支える新しい物流システムの構築に向けた実証実験として、今後の運用計画を含め、進めているというところでございます。 有害鳥獣に対しましては、現在は、民間企業や、また、調査研究機関におきまして製品やシステムの技術開発や、実証が行われているところでありますけれども、猿やイノシシ被害の防止に確実に効果が上がり、コスト面においても実証性、実用性のある製品は存在していないというふうな状況にあるというふうに聞いているところでございます。 新発田市さん、長岡市さん、加茂市さんあたりでもこうした猿、イノシシの生態調査などの実験でやっておりますけれども、これ、山間部での実験というふうになりますことから、電波の状況が不安定であり、このいずれの3地域もなかなか思うような成果が上がっていないというふうなところもお聞きをしているところでございます。 阿賀町では、このドローンを活用して、猿の追い払いに加えて、イノシシの生息位置を把握する実証、その実証結果に基づく駆除方法等の検討をしていきたいというふうに考えております。また、この有害鳥獣対策用ドローンの運用を目指して、実証結果を基にドローンの整備、また操縦員の養成などの体制整備についての計画を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 また農業分野におけるドローンについてでございますが、本年度は県の補助金を活用いたしまして、三川の農業公社へ1機導入をしたところでございます。このたびのこのドローンについては、水田への農薬の散布用の設備を搭載しております。農薬散布のほか、肥料の散布、生育状況の確認など、リモートセンシングといった利活用が急速に広がっているところでございますので、耕作者の高齢化、担い手不足の課題解決の一つの手段としてICT先進技術の活用が有効であるというふうに考えておりますので、技術開発の進捗に合わせて、農業の省力化、スマート農業も進めていきたいというふうにも考えているところでございます。 よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ありがとうございました。 第1項目めの公約について、私がこれから聞こうと思ったのに、先に言われたので、どうしようかなあと思っているんですけれども、それにめげず、ちょっと改めて確認しながら、ご質問していければと思っております。ありがとうございました。 それで、町長のほうの先ほどのお考えについては、出馬の表明はまだ早いというふうなお考えのようでございますが、大体の人は1年を前にして、これから出ますなんていうことは絶対あり得ないと思うので、あえて聞いたわけなんですけれども、しかしながら、町民の皆さんはやっぱり公約というのは大事にされて、皆さん注目しておられると思うので、あえて書いてお聞きしようと、一住民として聞こうというふうに考えていました。 確かに3年の中で2年間はもうそれこそコロナ対策とか、いわゆる災害、それから第三セクターの破綻等々でいろいろに時間が割かれたと思いますけれども、しかしながらやはり、町長お一人でやるということだって、庁全体の中で住民に目配りをしていただければありがたいなというふうに思っております。 コロナについても、15年ぐらい前でしたでしょうか、いわゆる新型インフルエンザのパンデミックという言葉がはやって、映画化にもされておりましたし、我々、私も現役時代、その対応に、事業系継続化のシナリオを考えたり、職員をどういうふうに配置するのか、分散登庁するのか、いろんなことを考えた覚えがあってなんですけれども、今回は急にやってきたわけですから、その辺のことはできなかったと。しかしながら、前のことを思い出したのであれば、何とかできたんじゃないかなというふうなことさえ思い浮かべております。 その中で、大項目の若者が残れる町へという、町長の一つの大きな項目があったわけですけれども、私ども議会としても、これほど人口減少が進むというふうな予測はなかったわけですけれども、5年、6年ぐらい前でしょうか、人口減少問題の研究所が発表された中で、阿賀町はもう2025年には8,000人、それから45年にはもう6,000人というふうな発表されました。そういうことを考えると、なかなかやっぱり、人口減少問題は、この町にとっては通って過ごすにはできない項目だと思いますし、また、それによって町が維持できなくなったり、県の施設がなくなったりすることを懸念しているわけです。 議会としても同様な考えを持って議会で審議したり、それこそ県立施設の存続に議員の皆さんが要望に行ったりというふうなことをしているわけですので、そういう対応をまたまた長としても認識していただいて、しっかりとした町の存続のために努力してほしいと思っております。 特に、高校存続については、もしなくなった場合、通学できる生徒はいいんですけれども、通学できない生徒もおります。阿賀町についての住民所得が県下でももう、かなり最低の位置でおりますので、通学費を出せない状況の家庭もあると思います。そういうふうな家庭についてはもう、家族そっくり出ていってしまうわけですね。 そういうことを考えるとますます県の施設がなくなることによって、人口減少が加速するというふうなことも考えられますので、県の施設の存続については、町の重要課題としていっていただければありがたいなと思っております。 その中で、一番あれなのが、先ほど言ったとおり、就労の拡大、企業を町長がトップセールスで行っていくんだという公約がありました。なかなか今のご時世の中では、ある程度利益を上げて生産費を落とすためにはどうしても海外へ進出する企業が多くて、なかなかこういう地域の中に、工場誘致というのはできていないところでございます。 となるとやはり、一人一人が起こす起業で生活できるような地域に育てていかないと、なかなか企業人口が増えないんではないかというふうに考えておりますので、その辺の政策を町長がどのように感じておられるのか、もしお考えがあれば、お知らせいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) お話しいただきましたが、本当にこの人口減少、止まりません。国勢調査で1万人を割り込んでしまっているというふうな本当に極めて厳しい状況下にありますので、やはりここは全てのある意味で基本がこの人口といいますか、そこにつながってくるというふうな認識をしておりますので、ここをやっぱりどう、先ほど国のまさに推測どおりに進むというようなところで私はあってはならないといいますか、そうはさせたくないというふうな強い思いの中でいるわけでございますけれども、まずは一つお話あったようにこの人口減少が、この阿賀町にある県のそれぞれの機関、病院であり、津川地区振興事務所であり、警察署であり、まさにそうした、阿賀黎明高校であり、こうしたところがこの町からなくなっていくというようなことにつながっていけば、それこそまさにこの状況が厳しくなっていくわけでございますから、しっかりそこの存続といいますか、本当にそこに関しては、私も常日頃から、今申し上げたような機関、町内の機関、そこの管理者の皆さん、所長の皆さんはじめ、ある意味でそこを管轄する県の本庁のそうした皆さんとも、ここは常日頃から私もしっかりと連携しながら、そうしたお話もしているというようなところでありますけれども、本当にそこの基礎になってくるのは、やはり最終的にはそうした人口が大きく関わってくるわけでありますから、そこをしっかりと取り組んでいかなきゃならないというふうな認識でいるところでございます。 この阿賀黎明高校の存続、お話のとおりでございますので、今、残念ながら本当に昨年は地元から、町内の子供たちが約10人なわけです、この黎明高校への進学が。そうした中で、町外からの子供たちの受入れといいますか、寮の開設も皆さんからご理解いただいて進めているわけでございますし、来年の見込みも、町外から今10人の皆さんに来ていただけるというような見込みまで来て、そこにあってある意味で計画に沿った部分なんですけれども、ぜひ町内の中学生から子供たちから地元の高校にぜひ進学して、そうした町外から来る子供たちと一緒になりながら、高校生活を送っていただきたいというふうに願っているところでございます。 本当にこれ、万が一、そうしたところにつながっていったら、おっしゃるとおり、この広い阿賀町なんです。経済的な面ばかりじゃなくて、なかなかほかのところには通学するのは極めて大変です。私もその経験をした、子供の頃経験をした一人でありますのでよくよく承知をしている部分でございますので、ここはとにかく連携しながら進めていきたいというふうに思っております。 この高校の魅力化、まさに、そこへつながっていくというようなところが子供たちから、保護者からも、そうした理解が進むというか、本当にそうしたところで町外からも、より来ていただけるような、そうしたところをやはりみんなでアイデアを出しながら目指していきたいというふうに考えているところでございます。 もう一つ大事な、まさに子供、若い人たち残っていただくには、これはやはり自宅から、例えば町内でなくても通えるところで、仕事をする、就職していただくというふうなところが、絶対に必要になってくるわけでございますので、ここは本当に極めて重要なところであります。 私も、いろんな皆さんにお話をさっきのとおりさせていただいている部分ですけれども、本当にお話もいただきましたけれども、やはりなかなか企業といいますか、その進出というのは本当にこれは難しい部分もあります。おっしゃっていただいたように、これは一人一人が、特に若い皆さんをはじめ、よその皆さんも、一人一人が自分の思いで、この町の中で自分の思う仕事ができるというような町に、私は可能な限りしていければいいなと、いきたいなというふうに思っています。 それは、地域おこし協力隊の皆さんであっても、今は、ある意味で農業分野です、観光分野ですというような形のいわゆるミッション的な部分でのおいでをいただいている、募集をしている部分ですけれども、もっとむしろ来ていただくに、この阿賀町で私はこうした部分をして独立をしていきたいというふうな強い思いを持った皆さんからも、阿賀町にそうした申込みをしていただけるような、ミッション形式でないような地域おこし協力隊の誘致といいますか、そこも一つ、進めてできたらいいなというふうに、職員にそうした募集の仕方というようなものも含めて検討を指示しているというふうなところでございます。 この阿賀町は、94%の山林、この真ん中に流れる阿賀野川をはじめ常浪川、支流の川、こうしたやっぱりすばらしい資源があるわけでございますし、今、脱CO2といいますか、そうした環境の問題にあっても、ここは極めてまた変わってきている。日本全体、世界全体が変わってきているというようなところもあろうと思いますので、そうした阿賀町の資源というふうなものを生かしていけるというふうなところも探りながら、進めていきたいというふうに思っておりますので、ぜひこれは斎藤議員さんはじめ議会の皆さんからも、そうした中で一緒にまた、県の先ほどの機関もそうでございますけれども、一緒にお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いします。 先ほども、町長の言葉から出ましたとおり、とにかくやはり医療体制が取れていないことには、なかなか町のいわゆる安心した生活ができる保障担保ができないわけなので、その辺の県立病院の存続については、ぜひともご努力いただければありがたいなと思っております。 先般のテレビだったかと思うんですけれども、病院局がもう近々、不採算性の4病院に担当課とちょっと話をするというふうなことだそうですが、もう負けることなく、担当課においても、もうそれこそ絶対一歩を譲らず、交渉能力をつけていただきたいというふうに思っておりますが、その辺も含めて、直接町長が出るのか、担当課に任すのか、その辺の意気込みをちょっと聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も課長上がりなので、むしろ私が課長のときは私が窓口で全部、前の町長は、正直申し上げまして前面に一回も出ませんでした。私が前面で立って県とやってきた長い経験もありますし、人間関係もある意味であります。 そうした中で、この前の新聞も、県は僻地4病院について今年度も担当レベルで話しした、何回やったと、こう出ていますけれども、おいでいただいているだけですから、具体的な話は話の内容の話をしておりませんので、ここは私は、まずは担当の皆さんで、これはある意味で、しっかり理解、向こうも理解しているんです、正直。向こうといえば、県も、この阿賀町が、先ほども言いましたけれども、この広い町に県立病院がなくてはならないというふうなところまで私は、担当の皆さんも腹の中ではご認識いただいているんです。 ただ、そこはやっぱり県の財政というふうな、極めて少し違う段階の話でかみ合わないところがあるというようなところが事実でございますけれども、ですから私はしっかりとこのコロナ禍で、こうした医療機関が必要なんだ、大事なんだというところは日本全体の課題ですから、このコロナで日本中の病院の経営も悪化している部分があるわけですから、私は国会の先生にも、お願い、理解していただきたいのは、やっぱり病院、地域病院、僻地病院を守っていただくために、国がもう少し手厚い支援をしていただくことじゃないかと。 国が再編という考え方も分かりますけれども、この町に、この地域に、やはり公立の病院が必要だと。これは県立だけじゃなくて本当に町立でやっている病院も県内でもあるわけでございますから、どこもやっぱりみんな経営に大変だ。そうした中ですから、やっぱりここは日本の中で地域医療を守るためには、国がやっぱり私はもう少し支援、これを手厚くしていただくようにというふうな要望も、私もしているところでございますので、ここは、ある意味で、まずは職員でいろんなお話を協議を県のほうでということも聞いていただいて、説明をしてありますけれども、最終的には、私もある必要な段階になりましたら、直接話をしてまいりますし、公の場ではありませんけれども、年に何度か病院局長さんとは、いろいろお話をしているというふうなところをご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) お願いします。 松代、それから妙高、柿崎というのは、この阿賀町における津川病院と立地が全然違います。近く走ればもうそれこそ大病院がいっぱいありますので、その辺のことをやはり認識を強めていただいて、強いと思うんですけれども、県の病院局の担当者ともその辺、強く要望していただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 町長が、私が再質問する前にいろいろもうお話しになったので、ちょっと聞きづらいので、次、灯油のほうの関係でいきたいと思います。 町長は先ほどの答弁の中で、もう11月上旬には認識して担当者と打合せしているというふうなお話でした。しかしながら、我々にとってはもうそれこそ、その発表が遅かったのか早かったのかというとなると遅かったわけで、そういう面でなかなか低所得者の方々については、冬をどう過ごそうかというふうな心配のほうが先だったと思うんですよね。じゃ、出し惜しみした理由は何なのかちょっとお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 出し惜しみは全くしておりません。ここは、ですからある意味で、12月の定例会議で、これまたお諮りをするのが、一つはやっぱり本筋だろうなというふうなスケジュール感があったのは事実でございますし、またこれ、さっきも言いましたけれども、近隣含めながら、そうした皆さんの考え方というようなものもやっぱり参考にしていくというふうな面でありました。 そうしたところから、私は本当にこれ、原油の値上がりといいますか、高止まりがずっと続いてきているというふうなところの認識はございましたので、先ほどのとおりでございまして、早い段階から指示はしてきたところでございますので、少し遅れたというようなところはまさに今お話しいただいて不安を抱かせてしまったというようなところについては、反省をしながらでございますけれども、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) それで、阿賀町は1万2,000円ということでした。 近隣の市町村も早々と発表したわけですけれども、新発田市が5,000円、それから胎内市も5,000円、それから五泉市も5,000円、阿賀野市が1万2,000円、当町と同じわけですけれども、先ほど町長が試算内容について発表されていましたけれども、その辺を聞いて、安心したわけですけれども、しかし、ただ、他の市町と違うことによって、その余分といいますか7,000円多いわけですけれども、その辺がいわゆる政府のほうですね、特別交付税の算入を超えていいということだったんですけれども、そういう基準はあって、もし超過分、平均された額でも余計に助成しているとなると、いわゆるその財源の心配があるんですけれども、それは間違いなくもう助成したものについては、ある程度、国からの保障担保はあるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今回、間違いなくあるのは、県で言った2,500円、1世帯2,500円、これについては、間違いなく財源措置ができると。2,500円というふうに認識しておりますけれども、あとは特別交付税なので、これ、特交の算入はルール分でいえば算入しますというようなことだけでございまして、正直申し上げまして、ここの財源の担保というようなものは全額あるというふうには、なかなか申し上げられないというようなところでございますけれども、ここは寒冷地の阿賀町として、まさに特別交付税というのは、県に対してこれだけの特別な財政需要があったというふうなところを説明しながら、算入をいただく部分も多いわけでございます。 今回は特別交付税のある意味でルール算定の中で、幾らかこう入れてくるというようなとこだと思っておりますけれども、正直申し上げまして、これの全額が財源措置されるというふうなところではありません。逆に言えば、そこは阿賀町が持ち出しをする部分があっても、町民の皆様の生活の支援をしていきたいというふうなところでございまして、平均的な標準的な各家庭の灯油の消費量というふうなものを勘案した中での積算でございますので、何とぞご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。 この石油製品のいわゆる高騰はそれこそ、こういう低所得者世帯だけではないと思うんですよね。ある程度灯油を使っている町の産業なんかもございます。そういう面でなかなか、いわゆる製品ですね、こう付加して販売することもできない業種もあると思うんですけれども、そういう何ていいますか、産業への助成ということは国も発表していませんけれども、どのように町では考えていかれるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにここは、本当に全ての分野で影響を受けるというふうなところだというふうには認識をしているところでございます。 一方、ある意味で、例えば近隣でも農業のハウスの燃料として助成を実施されている市町村もあるわけでございますけれども、そうした部分で本当にここは影響の範囲をやはり、私としてもこの町内の影響といいますか、そうした部分をまずは把握といいますか、よく聞き取りをしながら、そこをまずつかむというふうなところが一つ基本かなと、スタートかなというふうに思って指示もしているところでございますので、また今、国も補正予算の中でもコロナ関連の経済対策というふうなところで、私ども市町村への臨時交付金等々がかなり入っているというふうに私も期待しているところでございますので、そうしたところを見ながら、今後の検討といいますか、そこにつなげていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) いわゆる、そういう産業関係の助成についてもよろしくお願いしたいと思います。 それから、昨年は大雪で大変でした。今年もラニーニャ現象で、大雪が降る可能性があると気象庁も言っていますけれども、これから除雪期を迎えて、これまた昨年並みに出動回数が多くなると、除雪車の燃料費も高くなってくるわけですよね。そういう面で、町民が安心して生活できるような除雪体制が確保されるのか、それが一番心配なんですけれども、その辺の考え方を教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にここはおっしゃるとおりですので、これ除雪がこれまたそうしたいほうのところから、除雪を緩めるというと言葉が変ですけれども、これは今までどおり実施していかなければ、町民皆さんの生活が成り立っていきませんので、しっかりそれは今までどおりの除雪を継続してまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いします。 あんまりお金がかかり過ぎて、除雪する業者に圧力にならないように、しっかりと対応をお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 それから、3つ目のドローンの活用について、これも私は前、一般質問、他の議員からも出ていましたけれども、私なりに提言してきておりました。担当課とのお話も聞いたりしましたけれども、なかなかいわゆる有害鳥獣に対しては実証ができていないというふうなことだそうですが、しかしながら、だんだんドローンの性能とか、いわゆる感知装置とか、そういうものが進化してまいっております。 また、ある程度の強風でも安定して飛行できるようなドローンも開発されているそうでございますし、まだまだ高価ではございますけれども、先ほど、活用の方向としては、医薬品の配送、それから物流ということで、いわゆる買物支援の物流配送と有害鳥獣ということで、3つに絞られて実施をされていると伺ったんですけれども、私としましては、いわゆる農業への活用については、一番この地域においても、すごく大事な面だと思っております。 いわゆる平野型の農業においては、広大な面積を管理するにはドローンを活用されていますけれども、山間地においては起伏が激しくて、一番労力がかかることが、あぜの管理とか、あぜといいますか、傾斜の強いあぜ管理とか、それから、上がり下がりの肥料をまくための労力が一番大変なわけですけれども、そういう面で山間地特有のドローン活用について実証をお願いしたいんですけれども、その辺の考え方をちょっと。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、今般の総務省の関連につきましては、こういう計画でこうだというような計画書を出している中で、今、農業関係は少し外させていただいている部分もあるので、ここについてはなかなかそこへの実証実験というわけにはいかないというのが正直なところでございますので、お願いしたいと思いますが、先ほど申しましたように、三川農業公社でドローンを1台購入をしております。県の補助、町の補助を入れながらですね。 そこではまさに今、議員さんからお話あったような、農薬含め肥料を含めて、その活用をある意味で活用方法を1台で探りながら、そこで効果的なものを見いだしながら、この町全体にも、そこを広げていければというふうな思いでの1台の先行導入でございますので、そこの中でしっかりそうした部分を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) そういう意味で担当課においては、ご指導のほうをお願いしたいわけですけれども、なかなかGPSだけでは何か正確にドローンは飛べないそうなんですよね。ある程度NTTの基地局とか、いわゆる何ていうか、3点で位置を把握するためには、かなりそういう基地局、借りて何かしなきゃならないというふうなお話も聞いているんですけれども、そういう面で、そういう、どんどん進化するためにはそういうふうな施策も大事かなと思っておりますので、よろしくお願いします。 また有害鳥獣について実証実験されているお話でした。やはり人間の目視で、山の中を歩いて獣道を道を探すというのも大変なことでございますし、また今ちょうど落ち葉が落ちて、ある程度、夏場にできた獣道も見やすくなってきておりますし、また落ち葉等で隠れているかもしれませんけれども、ある程度そういう高性能なカメラで映像解析ができるソフトもあるそうでございます。また、夜間飛行も先ほど言ったように精度がよくなってできるよって、サーモグラフによる生息地確認なんかもできるそうでございます。 そういう中で、今後、阿賀町としてそういうものを取り入れて、今、行っている有害鳥獣対策のACIを活用したものでわなの設置の位置を決めるにも、こういうドローンでの映像解析とかサーモグラフで、有効活用できるんじゃないかと思うんです。その辺のところのいわゆる実証実験後に、どのような施策を組み立てていかれるのか、それを一つ教えていただきたい。 ○議長(斎藤秀雄君) 江花農林課長。 ◎農林課長(江花一実君) 先ほどの町長の答弁にございました、今年度のドローンの実証でございますけれども、取りあえず専門的なセンサーや、熱感知のシステムを搭載したものではなくて、一般的なドローンをまず飛ばしてみて、それによって猿の群れとかイノシシの足跡というか、雪上の足跡といったものが、どの程度探れるのか、まず試してみたいと思っております。 それによって問題点が様々出てくると思いますし、また、今、議員がおっしゃったように、近隣の市町村、実際に試された成果も我々勉強させていただいておりますし、あと中越のNOSAIなんですけれども、実際に長岡市、それから出雲崎市と一緒にイノシシの巻狩りに今チャレンジしている最中でございまして、こちらのほうもこの冬、係のものと私とで、現地のほうに視察に行かせていただいて、勉強させていただきまして、そちらのほうも完璧に機能しているということでまだ1匹も捕れていないということなんですけれども、その辺の問題点をほかの自治体なんかと一緒に共有しながら、私どもといたしましても導入を、常に最新の技術を見ながら導入を検討してまいりたいと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 先進地での視察等研修を含めて、対応についてよろしくお願いします。 阿賀町は、すぐそばで県境ございますし、そういう面で前回の一般質問の中でもお願いしたわけですけれども、県境をまたいでのいわゆる活用といいますか有害鳥獣対策をお願いしたいということで、先般の農林省も特別交付税ですか、県をまたいでのそういう補助金活用もできるような対策を取るということでお話がたしか出たと思うんですよ、知事発表で。 そういう面で福島県と新潟県、県境をまたいで動物は常に移動しているので、その辺もやはり隣り合わせの県との連携を踏まえた鳥獣対策というのをお願いできると思うんですけれども、その辺のこともちょっと含めてお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 実に今、おっしゃるとおりでございますよね。こうしたイノシシ等々に境界はありませんので、本当に向こうからある意味で、こっちに来たのかもしれませんけれども、本当にこれが互いに、行ったり来たり、追っ払って向こうに行ったり、こっちに来たりでは、これまた根本的な対策につながっていかないわけですから、しっかりまさにそうした部分で、県を越えながらも、これはやっぱり連携しながら、逆に言えば私ども阿賀町としてのそうした課題というふうなものを県当局とも、よくよくこれは共有してもらいながら、実情を理解してもらいながら一緒に進めるというふうなところが大事だと思っておりますので、私としても、隣の西会津さんを含めながら、そして福島県の市町村の皆さんとも連携しながら、互いにそうした有害鳥獣対策が互いに効果が進むような形の連携した取組というふうなものを要望しながらでも、一緒になってやっていくというようなところを模索していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いします。 それでドローンは、先ほど町長のご答弁の中にもありましたけれども、いわゆる災害活用についても被害地の確認とかということや、それから、インフラの状況確認とか、いろいろこう活用が今、できていますし、また今後、進められると思うんですけれども、町としてもそういう、いわゆる単独に技術者養成とか、そういう免許を職員に取らせるとかということが必要かと私は思うんですけれども、また、だんだん普及することによって国交省の規制も厳しくなりますし、法整備もだんだん厳しくなってくると思うんです。 一度早く取ってしまえば、免許更新は要らないそうなので、できるだけそういう活用についても考えられるわけなので、町の担当課についてのドローンの免許取得に対しての関係を進めてほしいですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これも極めて重要な視点からご提言いただきましたので、本当にそのとおり、こうやって実証実験をやって、効果があるぞ、こうしたいといっても、やっぱりそこを操縦すると、そうした技術者がいて初めてまさにそこが生きてくるわけでございますので、しっかり今言ったようにこれは職員も含めながら、また、有害鳥獣等々に当たる皆さんも含めながら、これが本当にそうした中で、よく声かけながら、そうしたドローンの操作への町の支援というようなものを新しい新年度の予算に向けた中で、具体的に検討しながら、これまたお諮りをさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。お願いします。 それと職員だけじゃなくて、やはり高価なといいますか、そういうインフラのいわゆる腐食の進行状況を調べるとか何かということで、今回、高い委託費をよその業者に払うことが多々あると思うんですけれども、やはり町のいわゆるインフラを整備する会社もございますので、そういうところへの支援も考えていただいて、やはり町の経費については、そういう地元知っているわけなんで、そういう業者へのドローン活用の支援についても、何とか方法を考えて支援していただければと思うんです。 災害だってすぐ出てくれっていったときは、もう地元業者がドローンを持って、現地を確認するというふうなことも考えるわけなので、その辺の対応策もお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにおっしゃるとおりでございまして、本当にこの広い山間地も抱える阿賀町でございますから、そうした中で、道路、橋等々含めながら、重要なインフラがあるわけでございますから、しっかりそこが今おっしゃるような形の中で、地元の皆さんから、そうした技術を持って対応していただけるということが一番ある意味で迅速で確実な部分でございますので、しっかりそうした点も踏まえながら、これまた、具体的な検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いします。 町長も先般のライオンズ主催のサッカー大会で、子供たちがこう、活動する姿をドローンで写しておられたのを見たと思うんですけれども、ああいう面でいろんな活用ができると思うんですね。その辺も含めて、普及について、また、町職員がそういう活用を考えていただくためにも、しっかりとした先進的な技術と対応をお願いしたいと思います。 これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、9番、斎藤栄君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから2時50分まで休憩します。 △休憩 午後2時33分 △再開 午後2時50分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △長谷川智君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に2番、長谷川智君。     〔2番 長谷川 智君登壇〕 ◆2番(長谷川智君) 2番、長谷川智、一般質問に入らせていただきます。 通告書でお知らせしましたように、前回、9月の一般質問でも取り上げさせてもらいました、町内の景観を損なうような倒壊家屋の対策について。2つ目に三川支所脇、牧沢水門の排水設備についてと書いてありますが、これに関しては、ここには牧沢水門と書きましたが、現在、町内に三川地区と津川地区、合わせて二十数か所、大小合わせてそれだけの水門があるということで、全体の水門についてという形になりますが、自分が住んでいるところが牧沢水門の近くにありまして、実際に水害時に帰宅困難になったこともありまして、そういった経験を交え質問をさせていただきます。 まず最初は、倒壊家屋の件ですけれども、これに関しては9月一般質問で取り上げた後に、11月議会だよりが発行されるまでの間、多数の住民の方から、麒麟山温泉の倒壊家屋についてぜひ一般質問で取り上げてほしいと、そういった意見を多数の方から聞いた中で、あれからまだ3か月しかたっていませんが、町長の答弁では、繰り返し粘り強くお願いしていくということ、それを受けて、今現在、どんな状況になっているか。 2つ目の牧沢水門につきましては、今年はたまたま大雨による水害には見舞われませんでしたけれども、近年は数年に一度の割合で自分のいる白崎に関しては、三川支所前の辺りが道路が冠水してしまうと。そういったことを近くで見ながら今回の質問に上げさせてもらいます。 町内の景観を損なうような倒壊家屋の対策についてですが、町のほうで話を聞いたところ、令和元年7月の基礎調査の段階で、町内に601件の空き家を確認したと。その後、2年経過した今、この秋に町内全域の本格的な空き家調査を実施しているとのことでした。今現在、その調査の中で、当初601件だった空き家が、どれぐらいの件数増えているのか。そこを一つ教えてください。 今回は、数ある空き家の中で、前回取り上げた麒麟山温泉街の倒壊家屋について再度質問いたしますが、9月の町長の答弁の中でありました三川温泉街の倒壊した旧旅館、あそこは今現在、きれいな更地になっていることを先日、自分も前を通って確認しています。町の担当課の粘り強い繰り返しの働きかけ、その結果、きれいな更地になったものと考えます。 一方で、麒麟山温泉の倒壊家屋ですが、先ほど言いましたように、多数の住民の声の中で、具体的に町観光ガイドの複数のボランティアスタッフの方から生の声を聞きました。麒麟山を中心に観光客に対してガイドをして回っている途中で、必然的に麒麟山温泉のあの周りにもガイドで移動すると。そうしたときに、映画の舞台になった麒麟山温泉の裏の部分でしょうか、ロケ地の中心となった場所、あるいはホテルの向かいにありますユキツバキ店、その辺りのガイドをするときに、どうしても潰れた建物が目の前に入ってくると。非常に困っていると、そういった生の声を聞きました。 また、当然ですが、温泉街の関係者、近隣住民の方々から切実な訴えもありました。町長をはじめ、職員の皆さん、観光の町を唱える阿賀町として、文化財にもなり得るこの倒壊家屋に対して町長はどのような考えでおりますか。前回の質問から3か月と短期間の経過ではありますが、今現在の持ち主との交渉状況も併せて伺います。 2つ目に、牧沢水門の排水設備ということで質問させていただきます。 今年に入ってから、三川支所裏の堤防に沿って仮設の足場が組まれていました。これは恐らく以前、牧沢水門の操作のために地元消防団員が、かなりの阿賀野川の増水した中を命がけで僅か幅60センチほどのコンクリートの堤防の上を歩いて水門のところまで移動して、そこで操作をしたという、非常に危険を冒しての行動だったと思いますけれども、そのことから、県のほうで今年に入って仮設の足場を設置したんだと思います。 ただし、冬を前に先日その仮設の足場がきれいに解体撤去されておりました。雪を思ってのことでしょうか。春になったらまた再度設置するのか、そのあたりは自分も確認していませんが、ただ、水門の管理において、県の一定の姿勢は感じます。しかしながら、肝腎の内水の管理は町の職員に聞いたところ、基本的にそれは町で管理すると、水門そのものは県の持ち物、管理は実際は町が委託されていると、そういうふうに聞きました。 今までも何度も質問に上がったと思いますが、平成23年7月の新潟・福島豪雨の大災害以降、阿賀野川沿い各地に建設された堤防に設置した大小二十数か所の水門の今現在の管理状況について伺います。 地元の白崎での話になりますが、一度、堤防建設から間もない頃に阿賀野川の増水に合わせて、三川支所脇の牧沢水門を閉めたことがありました。そのときは、地元の建設会社が大きなポンプで牧沢の内水の排水を試みましたが、コンクリートの堤防が高く、排水ホースが潰れて給水ができないということでした。 その後、令和元年、台風19号による被害が町内各地で発生したときには、牧沢の内水の排水作業は全く行われず、三川支所前の県道が冠水し、災害対策の拠点の一つである三川支所への出入りが難しくなりました。私自身も牧団地にある自宅への帰宅が一時困難になりました。このときは、最も緊急を要した谷沢地区の水門では、国土交通省の大型ポンプが配備され、内水による被害は出なかったと聞いています。 牧沢水門においては、以前の経験を基に、コンクリートの堤防を越えるパイプが設置されていたら、建設会社の排水ポンプを利用して、内水の排水ということも可能だったのではないかと思います。白崎、谷沢に加えて、五十島や石間にも大きな水門があります。安全・安心をうたう阿賀町において、今年は幸い水害に見舞われることはありませんでしたが、近年、数年に一度は発生する水害に対し、小さなものも含め、今現在、町に設置されてある全ての水門の内水対策の整備が早急に必要と考えます。 今後は、津川、鹿瀬地区にも水門が造られていくとのことです。内水問題はますます大きな問題になると思います。大型の水門では、排水機場の設置や大型ポンプの配備が必要と考えます。内水管理について今現在の町の考えと、今後に向けた取組を伺います。 お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) 今、長谷川議員さんから通告以上にかなり詳しく具体的にご質問をいただいたところでございますので、なかなかこの場では答弁できない部分がありますので、ご了解をいただいて、具体的な部分はまた改めてご質問をいただいて、担当課長等から答弁をさせていただきますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 まず、この空き家の関係でございますけれども、本当にこれは高齢化社会、人口減少社会を迎えた今、居住者や管理者がいないために放置をされている空き家が本当に増えているわけでございまして、阿賀町における2年前ですけれども、令和元年601棟、まさにそのとおりでございまして、本当にこの阿賀町においても増えてきているというふうな状況にあります。 そうしたところから、先ほどもお話しいただいたように、本年度は町内全域を対象とした本格的な空き家の実態調査を進めているところでございます。この件数、何件だと先ほどもお話しいただきましたけれども、これはまだ現在、まだ進行形でございまして、まとまっておりませんので、この辺はまさにまとまったらご報告をさせていただきながら、そしてここはある意味で、この目的は、どこにどうした状況の空き家があるのか、写真も撮りながら、地図といいますか、そうしたデータベースに落としながら、しっかりそれを把握していく、そしてそこの中で有効活用につながる、またはご質問にあるような、もうある意味で危険空き家だというふうなとこも踏まえながら、まずはしっかり把握をしながら次の対策に生かしていきたいというふうな思いで今調査をしているというふうなところでございますが、こうしたこの調査等々も行いながら、まさにご質問をいただくようなこうした管理がされていないような状況の空き家を、可能な限りこれまた解消に向けていきたいというふうな思いでもございます。そうしたことを踏まえながら、ご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思っております。 町の景観を損なうような倒壊家屋の対策でございますけれども、これ以前から申し上げているところでありますけれども、空き家家屋については、個人の財産でありますので、基本的には直接町が関与するというふうなところはできないというふうな状況をまずはご理解をいただきたいなというふうに思っております。 そうしたことからも、なかなか私どもとしても、本当に景観上も、また、ある意味で危険があるというふうなところも感じながらも、なかなか思うように進まないというふうなのが現状でございます。 具体的にお話ありました、鹿瀬地域の麒麟山温泉手前のまさにあそこにつきましても、町としてもまた議員さんのほうにもいろいろな方からご意見といいますか、ご要望をいただいたというようなお話でございますが、私のところにもまさにそうしたところであるわけなんで、何とかしていきたいというふうな思いは一緒でございます。温泉地であるのに、景観が損なわれていると。トンネルを抜けたら廃屋だったというふうなことも言われて、私にもおっしゃっておられます。 本当にこうして近隣住民の方ばかりではなく、あそこの道路を通る皆様、そしてまた、崖に、川のほうに傾いているのは傾いておりますけれども、万万が一、道路のほうにも出てきたらどうなんだというふうな心配を私としてもしているというふうな状況でございますので、言ったように、7月には1回言っておりまして、また11月にも担当のほうから所有者の方にお願い、連絡を取っているところでございますけれども、雪が降る前に何とか処理して、処理といいますか、ある意味で解体していただきたいというふうなところを強くお願いをしているところでございます。 所有者の方も、お金の関連が非常にあるわけでございましょうけれども、検討しているというふうな回答にとどまっているわけでございまして、ああした現状になっているというふうなところは所有者も理解をしているというふうなところでございますので、まさにこれから雪のシーズンを迎えたわけでございますので、また改めて、今のご質問も踏まえながら、町のほうからも連絡を取っていきたいというふうに考えているところでございます。 お話しいただいたように、三川温泉にありました、まさに倒れそうな、崩壊しそうなかつての旅館については、本当にこれも職員から数回にわたって状況を伝えながら、解体をお願いをしながらというようなところで、今年の9月に作業が終わって、今は更地になったというふうなところで、ある意味で一安心をしているというふうなところでございます。 町では、この7月の19日に全国古民家再生協会と空き家の様々な課題解決に向けた包括連携協定を、県内の市町村としては第1号で締結をしたところでございますけれども、その具体的な取組の本当に最初と言える空き家の柱やはりを再利用する移築が行われているというふうなところを、広報あがの11月号でもご紹介をしたところでございますが、こうしてニーズが合えば、解体すると、ああした古民家であれば、昔のかやぶきの民家であれば、200万円程度かかるというふうに聞いているところでございますけれども、格安で、また、無料で更地にもつながるというふうなことにもありますので、しっかりこうした皆さんとも連携を密にしながら再生できるものは再生につなげていくというようなところで町もそうしたところでは関わっていくというふうなところでございます。 今後もこうした空き家が増えるというふうなところは、残念ながら予想されるところであります。この空き家の適正な管理について、これは粘り強く呼びかけを行うというようなところが第一だと思いますし、周辺地域の安全や景観、また、衛生上の問題など、住民や地域に悪影響をもたらす管理不全な状態の空き家に関しては、所有者に現状を伝えながら引き続き粘り強く問題の解決に向けて取り組んでいくというふうなところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 一方、まさにこれが住民生活に直接危険のあるような、まさに危険空き家になれば、これは代執行的な形の中で対策をするというふうなところも必要になってこようかと思っておりますけれど、そうしたところで可能な対応、対策は取ってまいりたいというふうに思っております。 次に、牧沢樋門の排水設備の件でございます。これもお話あったように、平成23年の新潟・福島豪雨のこの甚大な影響を受けて、三川地域では阿賀野川で堤防が整備をされ、本流の氾濫による住宅被害の心配は減少したわけでございますが、内水氾濫、バックウオーター現象による被害がまさに浮き彫りとなってきたところでございまして、非常にこれは重要な課題であるというふうなところで、私も認識しているところでございます。 今の牧沢につきましても、お話あったように、令和元年の10月台風19号による増水でバックウオーター現象となり、県道が冠水、通行ができなくなったというふうな状況、私もまさに地元でありますので、よくよく承知をしております。 まさにここは、樋門ができる前から、昭和53年の大水害から私は何回かそうした水害の状況を認識し、船の中での対応も経験しているというふうなところでございますけれども、道路に関しては、今、県で白川大橋の建設を進められているところでございますので、これが完成すれば、道路の通行に関してはかなり解消といいますか、大きく迂回路ができてくるわけでございますけれども、お話あったように、この牧団地に関しては、孤立というふうな心配があるわけでございますが、そうした際は、これはどこでもそうでございますけれども、緊急な事態が発生したら、ボートであったり、いろんな手段を用いながら救出、救助には最大限努めてまいりますので、そうしたところでご理解をいただきたいと思います。 お話あったように、前回のときも、谷沢の樋門につきましては、北陸地方整備局阿賀野川河川事務所の大型排水ポンプ、これを導入をいただいて対応をしていただいたところでございますけれども、あそこをやって、牧沢ほかやらないのかというふうな、まさにそうした疑問といいますか、そこも当然あろうかと思いますけれども、あれは非常に大型な機械でございまして、狭い道路といいますか、そこがなかなか通れないというふうなところもあり、また、こうした際は、人家に影響があるところを最優先をした中でのことを考えざるを得ないというふうなところでございますので、牧沢もまさに大きいところで、広い道路でございますので、まさに配備も可能でございますけれども、今のところ、回していただけるのは1台しかないんです、国も。そうしたところから、先般も谷沢のほうにお願いをしたと。 ほかの地域にあっては、これは消防団が、本当に消防団の皆さんがあの可搬式のポンプも使いながら、最大限、自分たちでできる最大限の作業をしていただいて、より被害が少ないように頑張っていただいているというふうなところでございます。 本当にこうした現状でありますけれども、お話しいただいたように、牧沢以外にもこうした対策が必要な箇所が多く存在をするわけでございます。これ何とかできないかと、まさにそのとおりで、私も令和元年の10月の状況を受けながら、職員にも方策を指示をしながら、また、私も北陸地方整備局等々に相談をしながら、新潟県にも相談をしながらしてきているところでございます。 排水ポンプの常設、まさにこうした部分があれば、非常に効果的なわけでございますし、また、大型ポンプにあっても、国にもまさにそうした台数を増やしていただく、また、場合によっては、古くなったのを阿賀町に譲ってくれないかとまで言っている部分でもありますので、しっかりそうした部分では、連携を取りながら進めていきたいというふうに思っておりますが、やはり抜本的な対策というようなものも非常にこれはおっしゃるとおり必要な部分でございますが、これは国・県、まさにそうした管理の中にいるわけでございますので、そこにまずは第一次的にも要望しながら、そしてまた、町独自でもこれは考えていくと。具体的にできる部分を進めていきたいというふうにも思っておりますので、これは一か所一か所が難しい部分もあったら、そうしたところでポンプ車のある意味で数台を配備をしていただくようなものを、国・県から阿賀町の中にというようなところも、私は具体的にお願いをしているところでもありますので、非常に本当に重要な課題だというふうなところを認識をしながら、そうした検討、要望を行っているというふうなところでまずはご理解をいただきたいなというふうに思っておりますが、本当にここは車の通行だけじゃなくて、人家に本当にそうした命に関わるというふうな箇所があるわけでございますから、可能なところを、可能な限り進めていきたいというのが今のところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 今ほどの町長の答弁の中で予想していた言葉が出てきましたが、麒麟山温泉の倒壊家屋については、個人所有のものにつき、行政はなかなか手が出せない。最初から想像していました。その上であえて質問いたしました。 今、答弁の中で、町長のほうから古民家再生協会と連携協定を締結したと説明がありました。その話の中で、古民家を解体して、使える部分を再利用というような話だと思いますが、それとは別の形で、この古民家再生協会を利用しますというか、そこの支援をいただきながら、プロジェクトチームというものをつくって、地域再生計画という、そういった書類を作成し、国に申請することによって、この麒麟山温泉の倒壊家屋については観光地であるので、それに対して国のほうからの支援金が解体費用に50%までは出ると、上限は1億円だそうです。 このプロジェクトチームというのは、具体的には町役場の関係課、あとは温泉街地元関係者、それに対して協力、サポートする企業、それら3者でチームをつくり、先ほど出ました古民家再生協会、そこの全面的な支援の下で必要な書類を作って提出すると。多少の費用はかかるそうですが、先日、麒麟山温泉の隣接するホテル2件の関係者にこの話を少ししました。そうしましたら、あの状況が改善されるんであれば喜んで協力しますと。ホテルの方はそういう答えでした。 この地域再生計画という書類を、国とは別に企業版ふるさと納税参加企業、そういったところに書類を提出、提案することで企業版のふるさと納税、それを利用し、解体費用に充てることも可能だそうです。先ほどの50%、それにこの企業版ふるさと納税、それを利用すると、実質持ち主は自腹を切らなくても解体できると、そういうふうな話でした。 これについては、既に大分県の国東市、岐阜県養老町等々、全国各地の市町村で今、既に活発な動きをしています。先ほど町長から11月に持ち主に対して連絡を取ったということでしたが、また時期を見てこういった制度も説明しながら持ち主に対して提案していただければと思いますが、町長の考えをお聞きします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) かなり大きなお話をいただきましたが、ある意味でそこを私も今おっしゃるような制度は知らないわけではありません。町が主体となってそこで何をつくって、どういうふうな事業をするのか、その目的がなくして今言ったところは全く進まないんじゃないでしょうか。その辺で、今、長谷川議員さんがどういうふうなところを目指しながら、具体的にどうなのかと。これはプロジェクトチームでやっていくというふうなことだけでは、少しなかなかそこへ踏み込むには不足する部分があるんじゃないでしょうかと思います。 また、企業版ふるさと納税、まさにそうした制度もあるわけでございますが、そこには皆さんがここでこういうことをやるからと、そこの今言ったような事業に企業が賛同した中で、それなら私の会社からお金を出しましょうと、企業版ふるさと納税をしましょうと、こういう賛同が広がっていくわけだと思いますけれども、今言うように、そうした制度は私も承知しておりますから、その制度を使って、現場をどういうふうに動かしていくのか、そこがなくして一歩も進まないのが現実だと思っておりますので、むしろそこについて議員さんのほうですばらしいそうしたご提案があるんであれば、これまた後ほどでもかまいませんが、ご指導いただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 今の町長の答弁、確かにそのとおりだと思います。この企業版ふるさと納税の件に関しては、町長言うとおり、実際にそれを勝ち取ることは非常に難しいと。かなりの準備が必要だというのも分かります。 ただ、もう一つの国に対して地域再生計画を提出して、そっちのほうは自分が知っている範囲では、そこを再生する、そこまでじゃなくて、観光地としての景観の回復、そういったことで十分できるかと思います。隣接するホテルの関係者からは、歴史のある建物なので、残っている木造の3階建て部分を何とか再利用できないものか、そういった声もありました。見方を変えれば、木造3階建ての部分に関しては貴重な財産だと思います。 企業版ふるさと納税のその部分に関しては自分も難しいのは認めます。一方の国が支援体制を取っている地域再生計画、それに関しては十分可能性があると考えます。 続きまして、先ほど2つ目の質問の、町長の答弁に対して、なかなか実際に排水設備を設置するというのは当然費用の問題がありまして、簡単にはいかないことは重々承知しております。 先ほど、緊急事態であればボートで対応ということをおっしゃいましたが、仮に万が一火災が発生したら、ボートでは多分対応は無理だと思います。現実問題、やはり消防車が入れる道路、それがないと火災には対応は無理ではないでしょうか。 牧団地以外でも聞きましたら、町全体で水害のときに孤立状態になる地域は10か所ほどあると聞きました。一例ですけれども、自分の住む牧団地であれば、牧沢に中学校へつながる車1台通れる橋があれば、救急搬送や火災の対応が十分可能です。 それぞれの孤立地域によって必要な対策は違うと思いますが、それでも、今すぐにでもできる対策もあるかもしれません。安心・安全の阿賀町実現のため、しっかりした取組をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そうですね。本当にまずはそれぞれのお住まいの皆さんから本当に安心して、可能な限り安心して生活をしていただくというようなところは本当に基本でございますので、おっしゃっている趣旨については本当にそのとおりだというふうに私も思っているところでございます。 残念ながらといいますか、阿賀町、これだけ広い町で、119の集落が点在をする中で、本当に地理的条件の中で厳しいところが本当に数多くあるのが現実でございます。私も一つ一つそれらを解消した中でというふうなところができれば、本当にそれはそう進めていきたいというふうに思うわけでございますけれども、なかなかここは現実的に大変難しい、そうした非常に長い長い歴史の中で来ているわけですよね。牧団地もまさにそのとおりなんでしょう。私の集落だって孤立をいたします。 そうしたところは数多くあるわけでございますから、そうした際に、例えば火災であったり、これまたそれではヘリだといったって、なかなかそこは天候にもよれば、昼、夜にもよれば、なかなかその対応も難しい状況があるのが現実でございますけれども、それに応じた中で、最大限皆様の命に関する、命を守るというふうなところに向けては、その時々の最大限の手法を用いながら対応をしていくと。今はまさにそうしか申し上げるところがないことでございますけれども、これも議員さんも一緒になりながら、しっかりまさにそうした地域のところを築き上げていくというふうなところだと思っておりますので、例えば、今は水害を想定した際に火災が起きたら、急病人が出たらというふうなお話でございますから、私ども町としては、これ、水が上ってくれば分かるわけですから。事前に皆様に安全なところに避難を呼びかけながらお願いをしているわけでございますから、まさに地域の皆さんからもそうしたところでのご理解を一層していただく中で、地域の皆さんと、我々行政と一緒になりながらそうしたところを守っていくというふうなところが一番大事なところじゃないかなと思っておりますので、そうした整備が進むまでの間は本当にこれまた心配が尽きないことだと思いますけれども、そうしたところでのご理解をいただきながら共に進めていきましょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 2番、長谷川智、以上で質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、2番、長谷川智君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川眞君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に6番、長谷川眞君。     〔6番 長谷川 眞君登壇〕 ◆6番(長谷川眞君) それでは、私のほうも通告書に従って質問をさせていただきます。 私の質問の内容は、阿賀町の公共交通政策についてということであります。 平成30年3月発行の阿賀町地域公共交通網形成計画では、基本的な方針で計画の目標として、町内の移動ニーズに合わせた公共交通の実現。 2番目として、町外への移動手段の維持確保。 3番目が公共交通の利用促進、利便性向上、の3項目を掲げ、公共交通の活性化及び再生に向けた取組の方向性として、1、町外への移動ニーズに対する移動手段の確保。2番目として、路線バス、福祉バス、スクールバスの統合による運行の効率化。3番目が、中心部の回遊性の向上。4番目が関心を持ってもらう工夫と、その4項目がうたわれております。 細部の項目では、福祉バスの有償化、日中は郊外部での予約制の運行なども計画されています。 私が2年ほど前に町の公共交通について質問をしましたが、その時点ではまだ整備途上であるという答弁だったと記憶している。高齢化が進み、運転免許返納者も多くなる町で、高齢者の利便性を図り、町中心部での利用を促進することで活性化を図るべきと考えます。 そこで質問です。町長は阿賀町の現在の公共交通体系が計画に十分沿ったものと思いますか。 2番目、また、今後、公共交通網をさらに整備していく予定はありますか。あるとすれば、どのような点か。 3番目、朝夕の路線バス、スクールバスでの児童・生徒の混乗はどうなっているのか。人数等も教えていただければと思うんですが。 4番目、町外者へのバスの運行への周知はどのようにしているのか。町のホームページでは分かりにくい。私がインターネットで町の交通網を調べた限りでは、全然外部の人に対する周知みたいなものはされていませんでした。 5番目、今後、朝夕を除く時間帯を全て予約制にして運行する考えはないか。予約を告知端末(テレビ電話)でできるようにしてと考えますが、以上、よろしくご答弁お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) もう1点、いいんですか。6番目。10月からの。 ◆6番(長谷川眞君) 10月からの、どこですか。 ○議長(斎藤秀雄君) まちなか巡回バス、いいですか。それと七福の運営というのがあったんですけれども。 ◆6番(長谷川眞君) これ、追加して出しただろうか、ちょっとすいません。 はい、すみませんでした。6番目として、10月からスタートのまちなか巡回バスと七福の恵が運営する予約制バスの2か月間の乗車人数はどうだったのか。想定していた乗車数との誤差はあったのか。以上、よろしくご答弁をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 阿賀町地域公共交通網形成計画の基本方針、具体的な取組につきましては、ただいま長谷川議員さんからお話をいただいたとおりでございます。まさに議員さんから令和2年3月のこの議会でも、今後の公共交通体系の検討についてのご質問もいただいたところでございまして、町では、その後も公共交通協議会に慎重審議をお願いをしながら、町の公共交通網の再構築について逐次進めてきているというところでございます。 1点目のご質問であります、現在の公共交通体系が計画に十分沿ったものかというふうなところでございますが、町ではこれまで計画の策定以降、平成30年に路線バスの八ツ田線を、令和2年には路線バスの日出谷線を廃止といたしまして、これはバス事業者のほうからのいわゆる申出も主になっているわけでございますが、スクールバスとの混乗もスタートをしたところでございます。 また、利用者がごく少ない路線バスについても見直しを実施をして、町からの補助金の圧縮にも努めてきたほか、本年10月からは、ご案内の行政報告でも申し上げました七名、東川の予約制バスの実証運行、また、まちなか巡回バスの実証運行を開始をしているところでございます。これまた計画どおりの実施時期とも至っていないわけでございますが、これらについては、網形成計画に沿った形での再編を進めてきているところでございます。 しかし、一方で、これで公共交通体系が確立というふうな考えは持っておりません。まさにそうした日々の状況、住民の皆さんのご意見等々をこれはよくよくお聞きをした中で今後もより効率的な効果的なある意味で必要なそうした公共交通網の検討、検証を続けながらそうした路線の皆さんからご利用もいただけるような運行につなげていきたいというふうに考えているところでございます。 2点目の、今後、公共交通網をさらに整備していく予定があるか、あればどの点かというふうなところでございますが、今また少し申し上げたところでございますけれども、この阿賀町の公共交通の中心は、新潟交通観光バスの路線バスが担っているというところでございますが、少子化が進む、そうすると、朝夕、通学で主にバスを利用していた高校生の数も本当に少なくなってくる。それによって、事業者の収入が上がらず、町の負担金が一方では増えていく。そしてまた、高齢化が進んで、運転免許の返納者も増えることが予想されている中で、移動手段の確保というふうなところは町としても非常に大きな課題でございます。 そうした中、本当にここ1年半、このコロナ禍によって新潟交通観光バスさんも含めながら、民間の輸送事業者は大変厳しい状況にあるわけでございます。今後の公共交通のあるべき姿としては、効果的、効率的に必要な移動手段を構築することを重要な視点とし、網形成計画の見直し、運行手段の再構築は不可欠であると、必要であるというふうに考えております。 集落が点在しているこの阿賀町にあっては、路線バス等による幹線運行ばかりでなくて、ワゴン車等小型の車も使いながら、また、デマンド形式の運行をはじめ、その運行スタイルというふうなものを検討しながらここは公共交通協議会のご意見もいただきながら、今後もそうした面で構築をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 3点目の、朝夕の路線バス、スクールバスの混乗についてでございます。現在、一般の町民の方と町立小・中学校の児童・生徒が混乗するバスについて申し上げます。4本ございますが、1本は阿賀津川中学校の八ツ田、野村方面の登校のバスでございます。いわゆる朝のバスでございます。2本目が、日出谷、豊実方面の登校のバスでございます。そして3本目が、三川小・中学校の綱木、五十沢方面のこれは登下校の一部のバスでございます。そして、同じく三川小・中学校の小花地、谷沢方面の登下校便の一部でございます。この4便が、4方向が混乗というふうなところで運行をしているものでございます。 今、何人乗っているか、それについて本当に恐縮でございますが、私は今把握してございませんので、課長のほうで把握していたら、後ほど答弁をさせていただきたいというふうに思います。 こうして、段階的に混乗バスは増加をさせてきているところでございますが、スクールバスの乗車定員に余裕のないようなケースであったり、また、学校の下校時間が変動するというようなケースもありますので、これはまず学校のスクールが第一優先でございますから、学校のそうしたところに極力負担をかけないようなものというふうなところで、学校、教育委員会と協議を行いながら可能な範囲で混乗を実施しているというふうなところでございます。 4点目の、町外者へのバス運行の周知に関することでございます。ホームページも分かりにくいというご指摘でございます。町外者へのバスの運行の周知については、分かりにくい町のホームページで行っているところでございますが、利用者がアクセスしていただきやすいように、今年度のホームページのリニューアルに合わせて、トップページにバス時刻表のページのアイコンを設置をして、路線バス、高速バス、各種コミュニティバス、地域福祉バス等の時刻表を掲載をしているところでございますが、運行時間やバス停留場所の周知、なかなかこれは分かりにくいというふうなところを、特に町外の皆さんにあってはまさに地名であったり、方向であったりも分かりにくいというのがある意味で実態なのかなというふうにも思いますので、今後も工夫をしていきたいというふうに思っているところでございます。 5点目の、今後、朝夕を除く時間帯、全て予約制にして運行をする考えはないかというふうなところに関してでございますが、現在、この予約制の運行というのは、先ほどの東川地区の七名地区の予約のバスと、八ツ田、野村方面の混乗バス、この一部でこうしたところで予約制を取っているというふうなところでございますけれども、こうした利用者が徐々に減少しているというふうなことなどから、予約者の希望に応じて運行する予約制のバスの導入というふうなものは今後も重要だといいますか、非常に大きな観点の中で検討していくべき方策だというふうに思っております。 この予約制の導入に当たりましては、実施する地域や時間帯、予約連絡の抵抗感などを、この東川予約制バスの運行を検証しながら、今後につなげていきたいというふうに思っております。 まさにこの七名地域のバスが、本当にそうした意味での予約制バスのある意味でスタートというふうなところで開始をしているわけでございますけれども、テレビ電話のお話もいただきましたが、この東川予約制バスの場合は、受付を七福荘で行っていますので、そこへテレビ電話でかけやすいようにというふうなところで、バスの利用を登録している世帯には、短縮番号を登録する手伝いをさせていただいたり、予約先の電話番号の掲示などを実施して、テレビ電話の活用を進めているというふうなところでありますけれども、こうしたところも踏まえながら、よりまさにテレビ電話も使ってもらいながら、そうした予約するほう、また、受けるほう、この辺、なかなか難しいところがあるわけでございますけれども、まさにそこにつながっていくようなところを研究していきたいというふうに思っているところでございます。 6点目の、まちなか巡回バスと七福の恵が運営する予約制バスの運行状況、想定との誤差というご質問でございます。行政報告でも2か月の実績を申し上げたところでございますが、改めて申し上げさせていただきます。 まちなか巡回バスは2か月間の利用延べ数236人、1日当たり平均5.8人、東川予約制バスが利用者が68人、1日平均3.2人でございました。両バスとも、運行開始から2か月の実績でございまして、利用者はどう感じるかですけれども、あまり多くなっていないというふうなところもお感じになるかなというふうにも思いますが、これは周知の関係もあって、理解が進むというふうなところもあったかと思いますが、10月より11月というふうに、これは利用していただける方も伸びてきているというふうに、増加しているというようなところもございますので、しっかりそうした誘致につなげながら、またある意味で運行経路というふうなものも、より検証しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) ご丁寧な答弁ありがとうございました。それで、今の質問と、また、問題に対して、追加で質問をさせていただきます。 まず、先ほど言いました八ツ田のほうからのスクールバス混乗の予約制と。これも八ツ田のほうの新潟交通観光バスが路線をカットすると、もう走らないというのを受けての話だと思うんです。それから、令和2年から始まった日出谷、豊実のほうからの路線バスもそういうことで福祉バスに切り替えたと。それから今回の七名ですか、七名の七福の恵、丸渕からの線も、これも観光バスが走らないということで、七福の恵に予約制バスを、デマンドバスをお願いしたと、それを見ています。 あと、赤谷もありましたね、これも新潟交通観光バスがやめるよということで東蒲観光バス、八ツ田も東蒲観光バスですけれども、これを見ますと、計画書にありますデマンドバスをこれから増やしていこうとしているような計画で私は受け取ったんですけれども、実際にやってきたのは本当場当たり的に対処していたと、きたんじゃないかというのがあるんですけれども、その辺、町長いかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにお話しいただいたように、これも撤退した後、こうやって町のほうで工夫しながら運行を継続しているというふうなのは、この実態としてはまさにおっしゃるとおりだというふうなところでございますけれども、これはですから、場当たり的にやめるから、まさに次の代替だというふうなところはなきにしもありませんけれども、ここは新潟交通観光バスさんのある意味で会社の状況、特に運転手さんの状況というのは、今じゃなくて、本当に先の段階からある意味で大変厳しくて、この運行もというふうな中での協議を続けている中での網計画の策定でもありますので、ある意味でそうしたところを想定しながらというふうなところであります。 ただ、一方、路線を継続しているというふうな面については、これは地域の皆さんのアンケート等々もその都度取る中で、この路線が撤退したので、廃止をしていいかどうかと、ある意味で難しい岐路にそれぞれあったわけでございますけれども、やはりある意味で幹線の中を運行しているというふうなところで、ここはそれぞれ継続だというふうな判断の中で当時この網計画を策定をしてきたというふうな中で、ある意味で網計画に沿った中での運行であります。 ただ一方で、そういうふうなところで、今後のまさに町全体の公共交通網の在り方というふうなものは、先ほど申しましたけれども、本当にここはより再構築というか、見直しをしていかなきゃならないと。幹線は交通さんに運行してもらうのか、枝線についてはまた別のものをやるのかと。 本当にここにあっては、そうした中で絶えず町民の皆さんのご意見といいますか、利用者のアンケート等とも取りながら、絶えずそこは担当のほうで検討しているというふうなところでございますので、この平成30年、これを策定してから、まさに徐々にそうした形の中で実施に移しておりますが、これはある意味で完成版でないといいますか、そうしたところでよりそうした部分を目指していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 私も今現在の体系は、先ほど1番のところで町長が言いましたように、まだまだ不十分であると。これからも改良していく点はいっぱいあると。 その中で、先ほど計画書の細部に、福祉バスの有償化ということがうたわれてありました。私がその2年前、元年の3月ですか、質問したときに、なぜ有償化できないんだと言ったら、運送事業者の資格がないと料金を取れないというような返答があったと思うんですが、ところが、ほかのところ、今、ほかでもいろいろやっぱり公共交通網のバス、有償デマンドバスとかいうのを、どんどん取り入れていかざるを得ないというような自治体が増えていまして、その中で、運送特区とでもいうんでしょうか、特区制度なりを利用した中で、例えば個人が二種免許がなくても、個人が1回200円でタクシー代わりで買物に連れていくとか、そういうことをやっているような地区といいますか、自治体じゃなくて、これは地区なんですけれども、そういうのもあるというふうに調べたら出てきたところもありました。 それで、福祉バスが前回聞いたときのような理由でできないというのは、この世の中ですから、何かやり方を考えて探せばできるんじゃないかと。ですから、私は、計画の中で、福祉バスとまちなか巡回バスというのは、これは全く計画どおりの事業であるなとは思っているんです。 ただ、それに対して、有償化しないとほかと料金で差別がつくと。例えば、赤谷へ行くバス、それから同じく綱木から古岐を通って三川診療所に行く福祉バス、それと、じゃ、新潟交通観光バスの通常の路線バスに乗って行った場合、300円近くかかると。これは差別が出てくる。 それで、提案なんですけれども、例えば、これをどうにか料金を取れるようにして、例えば、11枚つづりの回数券を1,000円で売る、1回100円なら1,000円でいいんですけれども、1回200円なら11枚つづりを2,000円で売るというような形でこうやって料金を回収して、価格の差はあるかもしれませんけれども、料金を取るという意味では、公平性を持たせるというような考えをしたらどうかというんですが、町長どうお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはまさに有料化も規定をしているところがございますけれども、実際、福祉バスを有償化に転換をした場合のある意味でそこへの対応が必要になってくるわけでございます。 ですから、基本的に料金を幾ら見合うだけ、幾ら有料化にしていったら、どっちのほうが得か、損得勘定で変ですけれども、得だというのがあるわけなんですけれども、福祉バスは基本的に全部スクールバスを活用しております。そうした中で、スクールバスだからといって料金を取れないということも正直言ってありません。ありませんが、料金を徴収すると、そこへの体制というふうなものは職員の体制も含めながら、陸運局への体制も含めながら、ここには相当以上の経費がかかってくるという実態も、かつては私も試算をしたことがあります。 自治体でできないことはないんです。阿賀野市さんあたりはまさに市のバスを走らせながら、市でそうした体制を取っておりますので、その実態も直接、私もかつて伺ったこともあるので、そうした検討もしたことがございます。 一方、今回の七名のデマンドについても、これは有償で運行しているわけでございますので、そうした面でのものも可能でありますから、本当にしっかりそうした有償、無償というふうなものの考え方というふうなところも、これまた改めて今、ご意見いただくように一つ考えていくといいますか、そうした時期に来ているというようなところは、私も間違いないなというふうに思っております。 先ほどの個人の有償運行というのは、ここは実はこの阿賀町だってやっているんです。これは社会福祉の関係でございますけれども、特に障害をお持ちの皆さんが買物へ行く等々、ここは社会福祉法人のほうで町の協議会の中で協議をしていただいて、そこでオーケーになれば、申請をした中で、まさに今も有償のそうしたバスも、バスといいますか、車ですけれども、車も走らせているところがありますので、いわゆるこれは過疎地のそうした特例もあるわけでございますから、そうした面での検討というふうなものも当然これまた、これが町民の皆さんに対してもある意味でこれはあってもいいといいますか、一つの選択肢になってくるというふうにも思っているところでございますので、今のご意見も踏まえながら、少し幅広く検討を進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 福祉バスと、まちなか巡回バスはよろしいんですけれども、今後、私、この質問を考えている中で、何度も言って悪いんですけれども、もう場当たり的な対応じゃないかと見られるんですけれども、じゃ次は、じゃどこが新潟交通観光バスは手を引くだろうかといったら、古岐線か室谷線なんですよ。多分そうなると思うんですよね。それに対しての対処は何か今のうちから構築しておかないといけないんでしょうけれども、そういうことは考えていませんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 具体的には私はまだ考えておりませんけれども、しっかりまさにそうした今のバス運行事業者の状況、そして今後の計画というふうなものは、事前によくよく連携しながら町としても承知をしていくと、把握をしていくというふうなところが必要でございますので、今そんな危惧があるなら、私もまさに担当のほうとよくよく、ここはまた話合いをしていきたいというふうにも思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 本当もうそういうのは私から言わせると、もうあと二、三年しないうちにそうなるんじゃないかなと思ってしまうんですけれども、杞憂に終われば一番いいんですけれども。 それで今後の方向性として町のほうはどう考えているのか。福祉バス、まちなか巡回バスはよろしいんですけれども、あと、それに漏れた人たち、あるいは都合悪くてその時間に乗れないという人たちに対するオールデマンド化といいますか、予約制のシステムをつくれないかというのが1点と、町ではじゃ、私が言ったように、もし新潟交通観光バスが全部手を引くようなことになった場合の、前はあったんですかね、それは3年前でしたかね、全部引きますよみたいなことで、必死で抑えてまた継続してもらったことがありましたけれども、そういうことのために今後の方向と統一性というか、やり方をどのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にこの広い町で、かといって利用者が少ないというふうなところなんで、この広い町の中で、こうした公共網をつくるというのは、正直言ってこれはなかなか採算的には非常に、これは取れるわけないというと大変恐縮ですけれども、難しい部分でして、私どもはそうした、どうした網形成というか、そうした部分をつくっていくかというときに、このときに知恵を出して平成30年度にまとめ上げたというふうに理解をしているところでございますけれども、今お話あったようなところがあるわけでございますから、まさに利用するときに、デマンドというふうな形の中でいければ、そしてまたそれが乗り合いといいますか、そうした中で運行できていくというふうなところを目指していくのが非常に今の視点では大事かなというふうに思っておりますけれども、そのある意味で予約システム等々、本当にこれだけ広い部分でどうつくっていくかというふうなところは、ただこれは難しいと言っているとなかなか進まないところでございますから、そこは本当にそうした全体のものをチャレンジしながらつくり上げていくというふうなところは、非常に大事な観点だなというふうに思っておりますので、これは先進地の状況等ともよくよく勉強しながら取り組んでいきたいというふうに思っておりますが、まさに予約もこの高齢化した中で、さっきは七名では本当にそうやって地域の皆さんなんで、利用の登録をしていただいて、短縮でここ押せば七福へつながるというふうな工夫をしていただいているわけですから、そうしたところも必要になってくるというふうにも思っておりますので、これはみんなで知恵を出しながら皆さんでより安心できるような、利便性もあるような、そしてまた大事なのはやはり阿賀町に来ていただいて、町外の皆さんもそうした二次交通といいますか、そうした中で主なところには公共交通の中で行けるんだというふうなところは、本当にそこは目指していく一つかなというふうにも思っておりますので、そこへの契機といいますか、そうしたところをトータル的に勘案しながら、そうした部分に挑戦をしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) それで、今後のことを考えていた中で、自動運転自動車が早ければ5年後に実用化されるだろうと。遅くても10年後には実用化されるだろうと。そんな中で、道路交通法等の法的な問題とか、事故対応の問題とかもありますけれども、多分この自動運転自動車が実用化されてきますと、別に運転手要らないわけですよね。だから、誰かそれで道路交通法上で誰かサポートする人が乗っていなきゃいけないとかいうことになるかどうかは分かりませんけれども、そういう時代がやってくるときのことを私は考えました。当然、町でも5年後、10年後のこういうスタイルを考えているだろうと思ってお聞きします。町はどうする予定でしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) 私も大いに注目しているんです、実は本当にこうした部分はですね。特に過疎地であればあるほど、まさにそうしたところに直面しているわけでございますから、そうした過疎の中での実証実験といいますか、国の制度の中で進めているところもあるというふうにも聞いておりますし、まさに近い将来、自動運転の自動車が公共交通の中にあっても、これはこうやって出てくるんだというふうに思いますから、本当にそこへの対応がこの阿賀町の中でできるような、これはそこへの研究といいますか、働きかけというのは非常に重要だと思います。 その自動運転のレベルがある意味でこうした雪の中でどうなのかとか、具体的に考えを私もいろいろ思いめぐらせながら課題はあるんだと思っておりますけれども、逆に言えば、今、雪の降らないような平場でそうした部分がかなり進んでいるわけですから、これ、雪が降ったらというのはまさに私どもの地域含めながら結構あるわけですから、そうした中でむしろ阿賀町で実証実験を行っていただくような、そうしたところまでいけばすばらしいなというふうな、ある意味で夢というか、希望というか、そうしたところも持ちながら、これはどこにそうしたものを働きかければいいのかなと具体的に思っている部分でもありますんで、私も非常に注目しながらです。 そこには、車ばっかりじゃなくて、もっとデジタル的なそうした環境が整っているところが一つ大事なのかなというふうにも思っておりますので、そこはぜひ勉強していきたいというか、そんな思いで期待を込めながらいるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 実際、遅くとも10年後ぐらいにはこれがもう具体的に稼働する、それでその法整備ですとか、対応なんかもちゃんと詳細に決まってくると思いますので、そこにたどり着くまでの間、先ほども言いましたように、今後の方向性と統一性ということで、今のうちからデマンドバスという形をちょっとでも多くやっていく必要があるんじゃないかと思います。 それと、予約システムをどうするか。全町のデマンドバスにした場合の予約システムを考えていかなきゃいけないんじゃないかと思いますけれども、その自動運転車の前段で、デマンドバスのやり方を構築しておく必要があるんじゃないかと思いますけれども、その辺はどうお考えでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そうですね、これはデマンドバスはさっきも言いましたけれども、これは阿賀町全域で一つの運行は私は無理だと思っているんです。ここは地域を限定した中で何系統か走っていかないと、これは行き先も違いますから、非常にこれは難しいと思っていますんで、まさにそうした区分分けというと変ですけれども運行路線の在り方というようなところが、一つの大事なポイントになってくるかなというふうに思っていますし、また、おっしゃるとおり、これは予約のシステム、ここをよく構築していかなきゃ、非常に高齢化が進んで、このこうしたバスに乗るのは自分で運転しない方々が中心でありますから、本当にそうした課題がありますけれども、これは進むべき道というか、そうしたところだというふうに認識しているところでございます。 もう一つは、最初も言ったけれども、幹線ばかりじゃなくて、例えば私のような行き止まりの枝の集落があるわけですから、逆にこれは本当に私が30年も前に構築した部分が今も生きていますけれども、そうした集落の中で、ワゴン車1台あって、それで運転手もそこの雇用にもつながりながら、地域の皆さんが安心してそこに乗って、地域の実働に乗って保育園、小学校、中学校、医者に通うと。こういうシステムをつくっているわけです。 そこの運行費にあっては、これは国の交付金を、交付税を充当しているんで、町の支出はほとんどない。車の車両も辺地債、過疎債ですから、ほとんどないというふうな中で、いわゆる国の経費の中での運行を図ってきていますので、むしろそうした集落というか、地域にあっては、今言うような運行があれば、地域の皆さんの利便性が高まって、その地域の中で、そこで少ない金額かもしれませんけれども、仕事にもなっていくというふうなところも、また一つの在り方じゃないかなというふうに思っていますので、多方面から今言うようなことで、自動運転の時代というふうなところも見据えながら研究していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 町長の言うように、一括で町内全部というわけにはいかないと思いますけれども、ただ、先ほども想像の中で話をしましたように、次になくなるのは室谷と古岐だと、そういう中で、実際にそうなった場合、そのとき慌てるんじゃなくて、今のうちからそれを想定した中で対策を練っていかなきゃいけないんじゃないかなと私は思うんで、今後、協議会もあるかと思いますけれども、そういう中で自動運転車のことですとか、デマンドバスのやり方ですとか、そういうもの、あと、新潟交通観光バスは9月から10月1日から丸渕線はなくなりますと出ていましたね、インターネットで。 だから、こういうのは早いんだけれども、料金表だとか行路図だとか、いろいろ出ていたんですけれども、ただ、東蒲観光バスは町のホームページなのかな、赤谷までも路線は時間というか、料金は出ていたんですけれども、八ツ田のほうのやつは出ていなかったんですが、これは無料だったんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに赤谷はタクシー組合さんの運行だと思います。そうしたところでこれは有料ですけれども、今言った八ツ田方面は、これは混乗の中だから無料で乗車をしていただいているというふうなところでございまして、まさに分かりにくい現状が今そのとおりでございますけれども、その辺は可能な限り分かりやすくしていくことが大事だというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) いろいろと細かいところをたくさんお聞きしまして、申し訳ありませんでした。 とにかく私が心配しますのは、町民の足をいかに確保していくか、それと、福祉バス、まちなか巡回バスを無料で、これはいいことなんですけれども、ほかとの格差、公平性というものを考えると、100円でも200円でもいいからもらわなきゃいけないんじゃないかなということも考えたものですから、細かくいろいろ質問させていただきました。 最後にお願いしたいのは、今言ったようなデマンドバスの比率を増やしていただくことと、5年後あるいは10年後までに確立する自動運転の運行について、今のうちから協議会と町のほうで十分検討をしておいていただきたいということをお願いしまして、私のほうの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、6番、長谷川眞君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、明日は一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時13分...